黒斑山
--- 浅間山が間近に迫る展望台 ---
| 余計な前書き 「日本秘湯を守る会」の2冊目のスタンプラリーを達成したので、優待特典を利用することになった(詳細はこちらを参照)。招待してもらう宿を選ぶなら「みくりが池温泉」なのだけど、夫の休みが取れないから無理な話で、残念だけど高峰温泉を申し込んだ。高峰温泉もお気に入りの宿である。登山が趣味で温泉好き、マイカーがないから宿泊しなくてはならない。だから3年間に10個のスタンプを集めるのは無理ではない。優待特典は宿泊料の割引ではなく、完全に無料招待である。よく考えたらこの優待特典、我が家にとってはかなりオイシイ企画である(笑)。浅間山の火山活動による登山規制が解除された黒斑山に、7年ぶりに登ることにした。 |
2005年10月3日 天候
晴れ
標準コースタイム 約3時間25分(+20分)
車坂峠--1時間--赤ゾレの頭--15分--トーミの頭--25分--黒斑山--25分--中コース分岐--1時間20分--車坂峠--20分--高峰温泉
 標高1973mの車坂峠 |
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鞍部からはガレ場の登り |
〔10:00〕出発:車坂峠にある展望台(高峰高原ホテル駐車場)からは、南アルプスに富士山、八ヶ岳、北アルプスの素晴らしいパノラマが広がる。この日は晴れていたが、この季節の高峰高原に特有の雲海が広がり、せっかくの展望を隠してしまっていた。北アルプスの山頂部は雲海の上に浮かんでいた。
前回と同じに表コースで登る。黒斑山の好きなところのひとつは、登り始めがゆるやかなことである。体が山に順応したころ、いったん下った鞍部から本格的な登りが始まる。
登山口から30〜40分ほど登ると、右手が開けて車坂峠と同じ絶景が広がる。振り返ると水ノ塔山・篭ノ登山が一望できる。なおも登ると、篭ノ登山の奥に湯ノ丸山と三角錐の烏帽子山のピークが見えてくる。そして今度は四阿山の裾野を引いた全貌が見えてくる。
前回の黒斑山登山と違うのは、水ノ塔山・篭ノ登山、湯ノ丸山、四阿山が「登ったことがある山」になったこと。同じ眺めを見てもなんだかうれしい。
登山道は登り一辺倒ではなく、ときに樹林帯の中の平坦な巻き道になったりするのでとても登りやすい。
 赤い実がいっぱい。なんという木? |
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 実を残したゴゼンタチバナも紅葉 |
葉の先から黄葉が始まったカラマツや、赤い実をつけた広葉樹を見ながらゆっくり登った。今年の秋は山や平野部の木の実がたくさん実をつけている。豊作を喜ぶかのように、ホシガラスが鳴いていた。ナナカマドの葉も色変わりを始めたが、まだまだ紅葉とは呼べない感じ。
 黒斑山山頂部 |
出発から1時間を過ぎても赤ゾレの頭どころか、その手前にあるはずの火山弾避け避難小屋が現れない。ようやく黒斑山山頂が見えてきた。火山ガスのためなのか、立ち枯れの木が多い。
この辺りの山は、カラマツの黄葉が楽しめる11月初旬、シャクナゲの春、スノーハイキングの冬がベストシーズンだろう。平日であることから、同時に入山したのは男性1人と夫婦一組、3人の女性グループだけだった。どこまで歩いても静かな山歩き…気分がいい。だから急がずゆっくり、歩く気持ちよさを満喫しながら登る。
 浅間山が姿を現す |
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 火山弾避け避難小屋 |
〔11:15〜12:15〕
山頂:登りきれば富士山が待っていると期待が大きかったのだが、気温が高かったのと太陽光線の具合であまりスッキリした富士山でなかったのが残念。ところが反対側に回るとそこには盆地越しに白く輝く南アルプス、八ヶ岳連峰の大展望!
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トーミの頭への登山道 |
〔11:55〜12:05〕
赤ゾレの頭:前回はここに到達したとき、浅間山が目前に迫る展望に息を呑んだ。感動は2回目でもなかなかのもの。黒斑山だけは天気が良い日に登りたいものである。トーミの頭を見上げると、先に到達した数人が絶景を堪能している様子。
それにしてもここまでの標準タイム1時間を、1回の休憩を挟んでも2時間近くかかってしまったとは…(^^; 前回の場合も1時間以上はかかったが、確実に低下している体力を反省。
〔12:15〜13:10〕トーミの頭:切れ落ちた山の縁を登りトーミの頭のてっぺんに立つ。屏風のような蛇骨岳といまだ煙を吐く浅間山、山麓の湯ノ平の広がり。雄大な景色をじっくり堪能し黒斑山へ行く前に昼食。
 トーミの頭からの展望 |

前回はトーミの頭から山頂までが意外に長かったなあと感じたのだが、これは空腹だったため(笑)。立ち枯れの木が多い光景も記憶になかったが、これも空腹で景色どころではなかったからだろう。今回は昼食も済ませ快調そのもの。あっという間という感じで山頂に到着した。
〔13:30〜13:45〕
黒斑山山頂:日曜日の登山であった前回は、狭い山頂に溢れんばかりの人が昼食休憩中で、スペース確保にも困った。平日登山のこの日は先客が1人だけ。静かに浅間山と対峙していらした。山頂手前に浅間山の火山活動を監視するカメラと緊急サイレンが新設されていた。
 中コースの始めはえぐれた登山道 |
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気持ちが良い巻き道 |
中コースの分岐は赤ゾレの頭とトーミの頭の間にある。展望がまったくなく、えぐれた登山道だったことは記憶にあったが、えぐれた道を抜けると高峰高原を見下ろして水ノ塔山・篭ノ登山、湯ノ丸山方面を眺められるガレ場に出た。この地点のことは覚えていなかった。ここで最後の休憩をとり、あとはなだらかに下るだけ。
 中コース・表コースが合流 |
〔15:40〕
下山:中コースの登山口から林道に出るため、表コース登山口に戻ってきた。登りの途中で私たちを抜いていった女性3人グループが、表コースから下山してきたのに遭遇した。山頂では会わなかったので、既に下山していたと思っていたのだが。話をすると、中コースの分岐をご存じなかったとのこと。アップダウンがある表コースに比べて、中コースを下山に使えば登り返しもなく、下りにくいガレ場も少ないから早いのである。
高峰温泉への最終バスは、15時14分である。始めからバスに乗る気はなかった。林道を20分も歩けば、今夜の宿に到着する。心地よい温泉と山の幸を生かした食事がタダ。今回は恵まれた最高の山の旅になり万々歳(^^)
※高峰温泉についての詳細はこちらをご覧ください。
→水ノ塔山・篭ノ登山の登山記録
→高峰温泉
〔温泉詳細データ〕