明治温泉旅館

明治温泉旅館と渋川渓谷 |
「明治温泉」というのは明治時代に発見されたのではなく、「明らかに治る」温泉という意味で名付けられたそうだ。渋川渓谷沿いにある一軒宿で、食事室の窓と女性用露天風呂からはオシドリカクシの滝も見える。泊まった客室が一番奥だったので、バルコニーから滝の一部が見えた。紅葉の頃はさぞや絶景だろうと思う。トイレ・洗面所は共同で、かつて湯治場であったことを偲ばせる。標高1500mにあるので、朝晩はかなり冷え込み寒いくらいだった。
→明治温泉旅館(公式サイト)
泉質は鉄炭酸泉。源泉の温度が25℃なので加熱している。内湯は循環式なので透明に近いが、露天風呂は加熱した源泉掛け流しで、鉄泉らしい赤茶けた濁り湯である。内湯の一角にある打たせ湯が源泉そのまま。露天風呂は造りとしては窓を大きくとった内湯あるいは半露天風呂なのだが、窓ガラスが外されているので真下の渓谷が一望できる。女性用露天風呂からだけ(写真ではよしずが掛けられた窓から)滝が見える。
横谷峽遊歩道
明治温泉から茅野駅行きのバスが11時33分までないので、「蓼科高原ラウンドバス・メルヘン街道バス」の路線を利用するために横谷峽遊歩道を歩き横谷観音バス停まで行くことにした。

オシドリカクシの滝 |
明治温泉旅館の脇が横谷峽遊歩道の入り口になっている。遊歩道案内図の看板にはマイナスイオンが多い場所が示してある。鉄階段を下りて渋川に下り、オシドリカクシの滝を正面から見る。朝早くから三脚を立てて写真撮影をしている人もいた。
今度は滝の脇の鉄階段を登り、いったん下ると遊歩道。広葉樹の雑木林の中に付けられた歩きやすい道だ。標高もあるし木陰なので涼しい。ソバナやフシグロセンノウの花も咲いている。歩いていてだんだん気分が良くなってきたのはマイナスイオン効果かな(^^)

横谷観音への分岐 |
道標に従い途中で遊歩道を離れて横谷観音への分岐へ。9時から歩き始めて30分弱くらいだった。横谷観音のバス停へはここからひと登りして車道に上がり、車道を少し歩けば良い。10時10分発のバスに充分間に合いそうである。
しかし歩いていて気分が良くなったので、もっと歩きたくなってしまった。ゆるい下りなのでザックの重さも気にならないし、何より天気が良くて空気は爽やか。歩かないのがもったいない。少しスピードを上げて歩けば、10時22分の横谷峽入り口バス停を通るバスに乗れるかも…。ということで、横谷峽遊歩道を最後まで歩くことにした。分岐を登らずにまっすぐ進むと再び遊歩道の主コースに出る。

横谷観音下から先の整備された遊歩道 |
ところが遊歩道は気持ちが良い山道だったのが、突如として砂利を敷き詰めた林道のような道になってしまった。傾斜が緩いのに階段状になっていて、ここまで整備する必要があるかなあ…と少々がっかり(笑)
夫がバスに間に合わせようと飛ぶように下りていく。追いかけてもどんどん離される。待っていた夫に破れかぶれで「タクシー代は私が出すのでゆっくり歩こうよ」と提案(笑)
途中の「王滝」は渓谷を見下ろして見えるだけだったが、「霧降の滝」は間近で見ることができる。橋を渡ると再び遊歩道は山道になった。夏場の渓谷歩きは渓流の流れを見ているだけで涼しい。
横谷温泉旅館の建物が見えてきて、橋で再び川の右岸へ。

乙女滝 |
横谷温泉旅館の建物下付近からハイカーで賑わうようになった。遊歩道ハイキングなので年配の方々のグループ・団体が軽装で来ている。登山装備の私たちは完全に浮いた存在(^^;
しばらく広い道を行くと、横谷峽遊歩道のハイライト「乙女滝」に着いた。近づくと水しぶきがかかりるほど水量が多く、なかなかの見応えだ。青空と白い雲を背景に手前にはオタカラコウの黄色の花をアクセントにして、夏の名残を感じさせた滝見物になった。
乙女滝からすぐに車道に上がることができる。メルヘン街道「横谷峽入り口バス停」へは車道を歩いて10分くらいだった。