余計な前書き 安達太良山(主峰)に登ったのは1995年なので、もう20年も昔になってしまった。あだたら高原スキー場のゴンドラリフトを利用して登頂し、温泉付きの山小屋くろがね小屋に宿泊して、翌日勢至平を下って奥岳登山口に下山という最短コースだった。9月の秋分の日連休だったので紅葉はまだ色づき始めという感じだったが、山歩きを始めて1年目、平地の紅葉とは違う「山の紅葉」を見て感動した思い出がある。

 その後ネットで知り合った東北在住の友人から、鬼面山のことを教えてもらった。野地温泉または新野地温泉から1時間半ほどで登れる手軽な山だが、安達太良連峰屈指の紅葉見物スポットなのだそうだ。メール添付された写真を見ると、山頂からの箕輪山が真っ赤。いつか必ず行こうと思った。それさえも10年以上前のことである。

 新野地温泉なら「日本秘湯の会」会員旅館である。実は「日本秘湯の会」スタンプラリーを6冊目にして初めてラリーを達成できず、新規に7冊目をスタートしたいと思っていたところ。新野地温泉相模屋旅館のサイトを見て、幸いにも福島駅から無料送迎車のサービスがあると知った。そして旅館の脇が登山口である。マイカーを持たない私たちにとっては、登山コースだけではなく宿泊先と登山口までのアクセスまでもが手軽になって万々歳(^^)/

鬼面山 (1)

1日目 10月6日 / 晴れのち曇り

 出発日前にくろがね小屋のサイトなどで安達太良山の紅葉情報をチェックしていたら、箕輪山では9月下旬には見頃を迎えたらしい。検索で9月30日に鬼面山から箕輪山へと縦走した記録があるブログにヒットし、見頃どんぴしゃりの素晴らしい紅葉写真を見せつけられてしまった(笑)

 おまけに日程中どんぴしゃりで台風が東北太平洋岸を北上する羽目になり、その影響で天気予報がイマイチ。関東地方や信州の、晴マークが続く天気予報が恨めしい。

 福島駅から送迎車で1時間足らずで新野地温泉相模屋旅館に到着。まだ14時半前だった。入浴前に周辺を散策して来ようかとも思ったが、空模様が怪しくなってきた。早い時間に露天風呂一人占めも良いかと思ったら先客あり。お部屋係さんも、今日は混んでいると言っていたっけ。

 天気が崩れだして夕方にかけてはホワイトアウト状態になってしまった。天気を心配しつつ早めの就寝。


1日目 10月7日 / 曇り・晴れたり曇ったり

 GPSログによる足跡を地理院地図に重ねたルートマップを作成しています。ボタンやマウスでの拡大・縮小や表示範囲の移動ができます。スマートフォン・タブレット端末にも対応しています。

 ルートマップ全体図は下のリンクボタンで開きます。レポートに戻るときはブラウザやスマートフォンの「戻るボタン」で戻ってください

標準コースタイム 約2時間15分

登山口(新野地温泉) --25分-- 旧土湯峠分岐 --50分-- 鬼面山 --40分-- 旧土湯峠分岐 --20分-- 登山口(新野地温泉)
写真のキャプションにアイコン がある場合は、画像をクリックすると拡大表示します。拡大画像の画面は、パソコンの場合は画像下のバーの < > で、モバイル端末ではスワイプで画像を順番に見ることができます。
鬼面山登山口
登山口

〔8:40〕登山口:相模屋旅館の朝食時間は7時30分からだった。行程を考えればそれほど早く出発する必要もないので、余裕を持って宿を出た。私たちはいつも宿から登山口までを路線バスやタクシーを利用したり、宿に送迎をお願いしたり、方便がなければ車道をてくてく歩いたりしなければならない。だから登山口までの「足」の段取りが要らないことは、本当に有難い。

 見送ってくれた旅館のご主人によると、トレイルランで安達太良主峰から縦走してきた人が同宿していて、「走るのがもったいないほど紅葉がきれいだった」と話していたそうだ。うわっ、期待がふくらむ。

ブナッ子路

 旧土湯峠の分岐までは、相模屋旅館の裏に広がるブナ原生林を回り込む「土湯峠ブナッ子路」を行く。「土湯峠ブナッ子路」は相模屋旅館を始めた先代ご主人(現会長)が切り開いたそうである。爽やかに晴れてくれて、色づき始めた林と青空が眩しい。

ブナッ子路のブナ林
ブナ林を行く
ブナッ子路のブナ林
ブナ林

 木の根が露出しているところは、雨で濡れているときには滑りやすそうだが、前半は緩やかな坂なのでウォーミングアップにちょうど良い感じ。少し傾斜が増して登って行くが、左折する箇所からはどんどん下る。

旧土湯峠

〔9:20〕下りきると野地温泉ホテルの脇から上がってきて横向温泉へと向かう道にぶつかった。目の前の笹原から鬼面山と箕輪山が見渡せる。出発したときには青空だったのに、だんだん曇りがちになってきていて、箕輪山の山頂は雲に隠れてしまっていた。しかし裾野の緑のなかに紅葉の赤が散っている景色は美しい。

旧土湯峠分岐からの鬼面山と箕輪山
旧土湯峠分岐からの鬼面山と箕輪山
旧土湯峠の道標
旧土湯峠の道標
旧土湯峠分岐
旧土湯峠分岐
旧土湯峠分岐からの鬼面山
鬼面山へ

 ブナッ子路を抜けた場所は完全な十字路ではないので、進路が見えず少し戸惑ったが、野地温泉方向へ少し歩くと鬼面山への登山道が眼に入る。ここが旧土湯峠の分岐で、大きな道標とベンチがあった。ブナッ子路を抜けた場所の小道と同様に野地温泉ホテル、反対方向へ横向温泉への道を分けている。


登山データ

標高 鬼面山:1482m

場所 福島県


アクセス

JR福島駅から磐梯吾妻スカイライン定期バス65分新野地温泉(相模屋旅館宿泊の場合無料送迎あり)


山行日 2015/10/07

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