HOME > 山行一覧 > 巣雲山(2010年1月4日)その1


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巣雲山

余計な前書き 昨年末の2ヶ月間は家庭の事情で忙しかったので、今年の歩き始めの山旅は「近場の・温暖な温泉地での・手軽なハイキング」にしたかった。このキーワードでは探すまでもなく、伊豆しか思い浮かばないわけだが(笑)。ちなみに伊豆半島でも駿河湾に面した「西伊豆」の山々は、冬は季節風の西風が強くてかなり寒い。しかし天城山が西風を遮ってくれる「東伊豆」にある低山は、展望の魅力に乏しかったり車で山頂まで行かれてしまう山だったりで、今まであまり関心を持てなかった。唯一気になっていた山が、低山ながら富士山の展望がある「巣雲山」だった。しかし2泊3日の山旅で巣雲山ハイキングだけでは物足りない。

 登山地図を眺めると稲取温泉か今井浜温泉に宿を取れば、いずれの駅からでも登れる「三筋山」のハイキングコースに気がついた。昨年5月に歩いた「天城縦走路」の途中にある八丁池から、天城連山の尾根が東南方向へ相模湾へと落ちる尾根の途中にある山だった。調べてみると八丁池・三筋山間のコースはブナ林の魅力溢れる尾根歩きができるらしい。夫婦での山歩きを始めてから今までで、伊豆の殆どの山とハイキングコースに足跡を残してきたし、伊豆の登山コースに熟知していたつもりでいたのに、この三筋山コースについてはウッカリしていた。天城側登山口から八丁池経由のコースは距離があり、日が短い冬場には向かない。このコースに足跡を残すのはいずれ機会を作ることにして、今回は稲取側から登り宿が取れた今井浜温泉に下山することにした。



1月4日 曇り時々晴れ


標準コースタイム 約3時間45分(宇佐美駅から往復の場合)
(宇佐美駅--)峰コース登山口--巣雲山山頂--阿原田峠--阿原田コース登山口--宇佐美駅

GPSログによる巣雲山ルートマップ
GPSログによるルートマップ写真を拡大します
 「山と高原地図」に拠れば、巣雲山の標準コースタイムは、宇佐美駅から北の阿原田コースで『登り:2時間/下り:1時間35分』、南の峰コースでは『登り:2時間10分/下り:1時間45分』となっている。早朝東京を出発して来て登るので、宇佐美駅から往復すれば今井浜温泉にある宿泊宿のチェックインが遅くなってしまう。舗装路の登りをカットして行程を短くすることにした。

 宇佐美駅のコインロッカーに余分な荷物を預け、駅前で客待ちしているタクシーに乗り込んだ。阿原田コース、峰コースのどちらで登っても大差ないようだが、一応運転手さんには「阿原田コースの登山口へ」と頼んだ。山道が始まる登山口までタクシーを利用する人が多いらしく、運転手さんはすぐに了解した模様で発車。

巣雲山峰コース入り口
巣雲山峰コース入り口
〔8:50〕出発:「車が入れるのはここまでです」と言われて降り、車止めから先の簡易舗装路を行くと、周囲は別荘地である。あれれ? タクシーで運ばれたのは阿原田コース登山口ではなく、峰コース登山口だった(笑)

巣雲山峰コース登山口
巣雲山峰コース登山口
 開発途中のような別荘地を抜けると、スギ林の中を登る山道になる。日当たりが悪くてあまり気持ちが良い道とは言えない。30分ほど登ると「行者の滝」に着くが、冬場のためか水量がなくて、岩盤に一筋流れ落ちているだけだった。

巣雲山 標高:581m

山行日 2010/01/04
場所 静岡県
交通 JR伊東線宇佐美駅
温泉ページへ 稲取温泉
今井浜温泉
温泉ページへ
参考 湯めまちウォークコースエリアMAP宇佐美コース / 伊東観光協会(PDF)
MAP GPSログによる巣雲山ルートマップ サブウィンドウを開きます
《画像について》
青枠があるか説明にサブウィンドウを開きます付きの画像は、画像自体をクリックすると拡大表示し、拡大画像自体をクリックすると閉じます。



生仏の墓
生仏の墓写真を拡大します
山頂へ一直線に登る
山頂へ一直線に登る
〔9:40〕生仏の墓:行者の滝を過ぎてすぐに少し開けた場所に出た。鎌倉での戦いに敗れた平家の落武者が、生きたまま埋められたと伝えられる「生仏の墓」がある。すぐ傍らを伊豆スカイラインが通っていて明るく、墓には生花が供えられていたこともあり、それほど暗い雰囲気の場所ではなかった。
 伊豆スカイライン脇の尾根を一直線に登ると山頂の一角に着いた。

巣雲山山頂
巣雲山山頂写真を拡大します
山頂展望台
山頂展望台
〔10:03〜11:10〕巣雲山山頂:丸く広がるカヤトの原の山頂は、文字通り360度の展望だ。山頂標識の向こうに富士山がどーんと見えるはずだった。しかしその方向の雲が厚く、うっすらと見える裾野も富士山の裾野ではなく手前の愛鷹山の裾野のようだ。立派な展望台に登った。箱根の山々と伊豆半島の山並み、そして相模湾に浮かぶ大島…。やはり富士山が見えなくては淋しい。展望台の下にはベンチがあり、穏やかな天気であれば最高のランチタイムができる。しかしこの日は風が強く、おまけに360度の方向から吹き付けるので、寒くて山頂からは早々に退散した。少し下り、カヤトの茂みを風避けにして昼食。下山前にもう一度山頂に登ってみたが、やはり富士山は姿を隠したままだった。残念!

阿原田コースで下山
阿原田コースで下山
日だまりの尾根道
日だまりの尾根道
伊豆スカイラインと出合う阿原田峠
伊豆スカイラインと出合う阿原田峠

〔11:40〕阿原田峠:阿原田コースに入ると日当たりが良くなって、しばらく気持ちが良い下りが続いた。気持ちよくどんどん下ったせいか、伊東観光協会サイトから印刷したガイドマップに載っている「巣雲のイス」と呼ばれる樹や「巣雲の大石」には気づかずに、気がついたら伊豆スカイラインに飛び出ていた。阿原田峠だった。