余計な前書き いろいろあって山に行かれない日々を重ねていたが、年が明けて山旅ができる状況になった。さて、山歩きの再開はどこで…?

 8ヶ月ものブランクの間、基礎体力を維持するための運動もしてこなかったので、低山の日帰りハイキングコースを歩くことにした。夫婦での山歩きを始めたばかりの頃、お正月休みは伊豆の温泉と組み合わせて富士山展望のハイキングコースを歩くのが定番だった。初心に返ってその頃に歩いたことがある、西伊豆の葛城山から発端丈山のコースに決めた。

発端丈山 (1)

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 山行前日に伊豆長岡温泉に宿泊した。東海道新幹線の車窓から見えた富士山は、平年より積雪が多くて裾野近くまで真っ白だったが、伊豆箱根鉄道で伊豆半島に入ると、富士山の西面はあまり雪に覆われていない。西からの強風で雪が飛ばされてしまうからだ。

 だから冬の伊豆半島は強い西風が吹き付ける日が多く、冬の伊豆の山歩きは意外にも寒いのだ。伊豆長岡温泉駅に着いてみると、やはり風が少し強かった。「伊豆の国パノラマパーク」の葛城山ロープウェイは、強風のため運休していた。宿泊旅館に頼んだ送迎車の運転手さんの話では、ロープウェイを大型ゴンドラから4人乗りゴンドラに変えてから強風による運転中止が度々あるのだとか。

 伊豆葛城山には以前に2回来ている。1994年1月は大仁駅から城山(じょうやま)を越えて、葛城山までの日帰り登山だった。1995年1月には長岡温泉に泊まって葛城山に登り、発端丈山を経て長浜コースで三津浜に下りている。そしてこのときにも、葛城山ロープウェイが強風で運休してしまっていた。田京駅から徒歩で葛城山に登る計画だったので運休を気にも留めず登ったら、葛城山山頂にある茶店も閉まっていて慌てた。茶店で昼食をとるつもりで、昼食用食料を全く持たずに来てしまったのだった。水戻し餅や菓子などの非常食で非常事態を脱して、発端丈山へ向かったのだが、これは今でも忘れられない思い出&教訓になっている。

伊豆長岡温泉から見える葛城山と発端丈山
伊豆長岡温泉から見える葛城山と発端丈山

 今回は体力不足を自認している私に合わせ、葛城山ロープウェイを利用することにしている。風が収まってロープウェイが平常運転されると良いのだが…。


1月23日 / 晴れ

 宿泊した旅館からも富士山がよく見える。この日の朝は富士山の中腹に少し雲がかかっていたが、まずまずの冬晴れになった。風も弱まったようだ。スマートフォンで「伊豆の国パノラマパーク」のサイトを開き、ロープウェイの運行を確かめた。22年前と比べて便利な世の中になったものである。

 宿泊した長岡温泉の旅館から伊豆の国パノラマパーク山麓駅までは、徒歩で10分くらいだった。

標準コースタイム 約2時間15分

葛城山山頂 --30分-- 葛城山分岐 --30分-- 益山寺分岐 --20分-- 発端丈山 --5分-- 長浜三津分岐 --50分-- 三津北口登山口(内浦小学校前)
コース断面図
コース断面図

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葛城山山頂(伊豆の国パノラマパーク)

葛城山山頂
葛城山山頂

〔9:15~9:30〕葛城山山頂:22年前は「かつらぎ山パノラマパーク」だった山頂一帯の公園は、その後「伊豆の国パノラマパーク」になった。以前も「公園」として整備されてはいたが、2016年7月にリニューアルされたそうで、「富士見テラス」と称するウッドデッキが作られていた。山頂一帯の散策路もボードウォークで、観光客には歩きやすくなったに違いない。茶店も少しこ洒落た感じ。ロープウェイを使わずに麓から登って来ると、山ノボラーならガックリしそうな雰囲気ではある(笑)

葛城山山頂からの富士山展望
葛城山山頂からの富士山展望

 とはいえ、ここからの展望は文句なく素晴らしい。海原に裾野を広げているようにさえ見える富士山と、南アルプスの連なり。雪に輝く白峰三山がバッチリ見えた。そして内浦湾に浮かぶ淡島がこの景色のアクセントとなっている。あまりにバランスが取れた配置なので、まさに「絵はがき」の写真のようである。22年前はまだ山歩きを始めて間もない頃だったので、この眺めに大いに感動したっけ。

 今回は昼食時間が発端丈山あたりになりそうなので、昼食は当然持ってきている。少し買い足そうかなと茶店を覗くと、赤味噌だれの大きめ串団子(富士見だんご)が美味しそうなので、持ち帰り用にしてもらった。

 15分ほど山頂一帯をぶらぶらしてから、ハイキングをスタートすることにした。しかしパノラマパーク内の遊歩道を示す道標はあるが、発端丈山ハイキングコースの道標がなかった。伊豆の国パノラマパークで手に入れたり旅館で貰ったハイキングコースの絵地図、伊豆の国市観光協会のサイトからダウンロードした絵地図を見ても、何も書かれていない。まあ、とにかく西側に下りてみよう…。百体地蔵尊の脇を下りると、遊歩道を渡った側に「ハイキングコース(城山70分 発端丈山90分→」の道標があった。

発端丈山ハイキングコース入口
発端丈山ハイキングコース入口

〔10:00〕ハイキングコース入口出発:ところが登山道の入口には柵が張ってある。それも電気柵である。通電しているとは思えないが、またぐのもちょっと不安になった。そしてまたいで通過しても、進んだ先が通行止めになっている可能性がないわけじゃない。

 不安を抱えて進むのは嫌なので、ロープウェイ駅舎にいるパノラマパーク従業員に確認しに戻った。係員によれば、電気柵は動物避けのために夜間だけ通電していて、ハイキングコースに入るのは何の問題もないとのこと。で、30分ほど時間を無駄にしたが、安心して柵をまたいでハイキングコースを歩き出した。

葛城山を下る
葛城山を下る
葛城山北面の登山道
葛城山北面の登山道
徐々にザレた道になる
徐々にザレた道になる

 登山道は葛城山の北面を下っていく。始めのうちは歩きやすい道をゆるやかに下っていくが、徐々に岩混じりのザレた登山道になる。そして勾配がきつくなっていった。毎日ウォーキングを欠かさない夫はぐんぐん下っていく。私のなまった脚の筋肉には酷な下り道で、どんどん離されていく。8ヶ月ぶりの山歩きのスタートが、いきなり急斜面の下りとは…。太ももがぷるぷる震えだすわ、着地の足がガクガクするわで、先が思いやられた(^^;

葛城山登り口(山道分岐)
葛城山登り口(山道分岐)

〔10:25〕葛城山登り口(山道分岐):傾斜がきつい坂を下りきると、簡易舗装の林道に出た。小坂みかん園から上がってくる道で、発端丈山へは左に進む。道標も完備。

※ 小坂みかん園から葛城山に登る登山道を下りる方が、傾斜が緩やかだそうである。その場合は林道の小坂みかん園寄り(葛城山の北側)に下りてくるので、林道歩きが少し長くなる。


登山データ

標高 発端丈山:452m

場所 静岡県


アクセス

伊豆箱根鉄道田京駅から徒歩で小坂みかん園(葛城山登山道入口)または伊豆の国パノラマパークのロープウェイで葛城山山頂へ


山行日 2017/01/23

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