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檜洞丸

シロヤシオとトウゴクミツバツツジの同時満開で花のトンネル!

【余計な前書き】1年近くメールの交換を続けてきた“メル友”のBUNさんが、2年前に檜洞丸のシロヤシオは2001年が当たり年という情報をキャッチ、満を持して待っていらした。彼女のお誘いを受けて決意。優しい夫の庇護の下を離れて独り立ちするぞ〜!そして計画の打ち合わせメールが頻繁に飛び交うころ、5年ぶりとも7年ぶりとも言われる当たり年のシロヤシオの開花情報も入り期待が高まった。出発直前は度々変わる天気予報に翻弄されてあたふたした数日だった。
 前日28日に山形から上京するBUNさんと東京駅で待ち合わせ、手を取り合っての感激の初対面を果たした後、登山口近くの奥箒沢山の家(1泊2食4千円)へ。この日の宿泊者は私たちを含め3組5人でそれぞれ個室で快適だった。自己紹介をしたBUNさんに同宿者の方々口々に、「エエッ何故またわざわざ山形から丹沢にぃ〜?山形にもツツジは咲くでしょ〜!」。そして「ふたりは今日、初対面です」には「冗談でしょう?」。
※注:シロヤシオは正しくは「ゴヨウツツジ」である。


おすすめの適期
季節 1月-2月 3月-4月 5月-6月 7月-8月初旬 8月中旬-9月 10月-11月
中旬
11月下旬
-12月
適期
備考 ツツジ・新緑 紅葉・展望 展望



コースタイム 約5時間15分
《ツツジ新道ピストン》 奥箒沢山の家5:35出発〜西丹沢自然教室6:00〜6:50ゴーラ沢出合7:00〜8:00展望園地8:10〜(休憩)〜10:10檜洞丸(昼食)10:50〜12:45展望園地12:55〜ゴーラ沢出合13:40〜西丹沢自然教室14:40〜奥箒沢山の家15:00到着

2001年5月29日 天候 曇り時々晴れ、午後雷雨

 午前5時の朝食後、余分な荷物を小屋に置かせていただいて出発。やはり檜洞丸が目的である同宿のWご夫妻とも一緒である。新緑の登山道を、前を歩くBUNさんとおしゃべりを楽しみながらゆっくり登る。ゴーラ沢からコンクリートの階段で取り付き、急登を登っていく。露岩が現れるようになると、ヤマツツジが朱色の花を咲かせている。傍らにはギンリョウソウも。涼しい顔で前を行くBUNさんに、私は汗をかきハァハァとついていく。しかしペースは予想通りほぼ同じなので無理がない。それに急な岩場には補助の鎖の設置もあり、思ったより登りやすい。晴れれば富士山が望めるという場所の展望園地(1040m)を過ぎてもお目当てのシロヤシオが現れない。やっと標高1200m付近から散りだしているシロヤシオを見て励みになる。そして1300m位から満開のシロヤシオとトウゴクミツバツツジが現れた。それが極楽の入り口だった。「ひゃ〜!」「きれ〜い!」それ以上の言葉にならず、ふたりはもちろん、周りのハイカーの顔もニコニコ。

檜洞丸(ひのきぼらまる) 標高:1601m

山行日 2001/05/29
場所 神奈川県西丹沢
交通 小田急線新松田駅下車
busstopバス約1時間10分
温泉ページへ 中川温泉ぶなの湯(山北町)
温泉ページへ
《画像について》
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シロヤシオ(撮影・提供BUNさん)
撮影・提供 BUNさん
 私は少しお腹が空いて、花も良いけど団子も大事と持ってきたバナナを食べることに。BUNさんはもっと上の花の様子が気になって、休憩中も気もそぞろ。立ち上がって「先に行って撮ってるネッ!」と言い、私を残し登り始めた。もう意気込み満々の顔である。2年も前から待ち焦がれていたのだものね。「ハイ、ど〜ぞ〜」。この先はシロヤシオとトウゴクミツバツツジが咲きそろい、紅白のツツジの花のトンネルであった。BUNさんはあちこちのポイントで三脚を構えて写真撮影、私はじっくり夢の景色を堪能。


紅白ツツジの競演
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シロヤシオ"
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トウゴクミツバツツジ"
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バイケイソウのなかの木道 (撮影・提供 BUNさん)
 ツツジの木の根や植生を傷めぬように設けられた木階段を幾つか登ると、バイケイソウの緑の中に続く木道になった。ブナの新緑の下、気持ちが良いラクチン歩道である。この遊歩道が終わると、もっと素晴らしい花つきの木がいたるところで咲き誇っていた。前日に登り、余りの素晴らしさにご主人にも見せたくて、今日はご主人と来ました、という方もいた。驚嘆の声を上げているうちに何時の間にか山頂が間近に見えていた。出かける前には「ピークハントではないので、シロヤシオが咲いている所まで行かれればいい」なぁんて言っていたふたりだったのに。



圧巻!"
圧巻!サブウィンドウを開きます
夢の世界"
夢の世界サブウィンドウを開きます

 山頂で昼食後Wご夫妻と一緒に記念撮影をして犬越路を下るご夫妻と別れ、私たちは計画通り来た道を下ることにした。下り始めてすぐ雷鳴が鳴り出した。ゴロゴロとだんだん近づいてきてイヤな感じ。シロヤシオとミツバツツジを二度楽しんで、登ってくるハイカーに「上はもっときれいですから頑張って」と声をかける余裕。やはり早朝から登りだして大正解だった。しかし極楽の出口を抜けたあたりでとうとう雨が落ちてきた。途中所々で登りと下りの待ち合わせも起きるほどハイカーも増えてきた。12時頃、かなりの降りの雨のなか登ってくる大勢に遭遇。誰かが「同じバスで来た仲間、総勢50人で〜す」と言う。団体ではなく同じ時間の路線バスで到着した人たちだった。雨のため引き返すことにする方もいて気の毒だった。

 展望園地まで下りると雨もやみ、ようやく休憩をとった。持ってきたハウスみかんがおいしかったこと!
 先天性股関節脱臼で少し足が不自由なBUNさんは下りは苦手で、ゴーラ沢を過ぎて緩やかな下りになってもゆっくりペース。お陰で私も疲れずに最後まで歩くことができた。無事に車道に出たときに、BUNさんの目に涙があふれてちょっと慌ててしまう。痛み止めを服用してまでして頑張ったので、感激もひとしおなのだろう。

 西丹沢自然教室でお手洗いをお借りするために寄ると、神奈川県警のパトカーが停まり捜索救助隊の方々がいらした。中高年女性が登りの途中滑落し、頭に怪我を負って病院に収容されたとか。お仲間のグループの方たちが救助隊に労いの接待をしているところだった。大した御怪我でなければ良いのだが。こちらの館長さんは親しみやすくいい方だった。

 奥箒沢山の家で預けた荷物をとりバス停に戻ると16時10分のバスまでまだ間がある。BUNさんは大胆にもヒッチハイクを試み、応じてくださった方の車で「ぶなの湯」へ。ここでも平日の空いている温泉をたっぷり満喫できた。これも誘ってくれたBUNさんのお陰!

 新宿にてふたりの初山行の成功を祝って祝杯をあげた後、名残を惜しみながら別れた。

BUNさんの山行記録もどうぞご覧ください