HOME > 山行一覧 > 白山TOP > 白山その3 《8月3日〜8月7日 白山登山(山中1泊)と世界遺産・白川郷》




標準コースタイム 約5時間40分
別当出合--30分--砂防車道--1時間10分--別当坂分岐--1時間--仙人窟--1時間--
殿ヶ池避難小屋--40分--馬のたてがみ--40分--黒ボコ岩--40分--白山室堂(室堂センター)



 3日目 8月5日(金) 晴れのち雷雨

〔ドジその2〕暑くもなく寒くもなく、イビキをかく人もいなくて?一度も目覚めずそれこそ爆睡だった。同室の人々が起き出す気配で目が覚めた。誰かザックに熊鈴を付けたままの人がいる。夜中にチリンチリンはさすがにちょっとネ…。早起き組みが仕度を整えだしてからしばらくして、部屋のほとんどの人が起きて仕度を始めたようだ。夫が私に声をかけたようだが、どうも覚醒できない。ボーっとした頭で考えていたのは、御来光(白山では「お日の出」と称する)が見える天気なら、日の出時刻の1時間前に神社の太鼓が鳴るはずだということ。まだ太鼓は鳴っていない。それに昨夜同室の誰かが、明日は天気が悪くて御来光は無理だと言っていたのを思い出していた。

 実際は太鼓が鳴ってから起き出しても御来光に間に合わないのに、このあたりが疲れていて頭脳明晰でなかった証拠(^^; 夫に即されて起きたのは、午前3時40分過ぎだったらしい。寝付けなかった夫によれば、早起き組みが起き出したのは2時頃だったとか。急いで身支度し焦っていたからか、太鼓の音は聞こえなかった。(確かに鳴ったそうだ)私は空身、夫が私のザックを背負うことにし、私のザックに雨具と水と軽食を放り込み、夫は玄関に向かった。

白山室堂センター
 私はトイレに行くため裏口へ。トイレを済ませて宿泊棟に戻り、廊下を歩いて玄関へ行ったら…ん?なんとなく玄関の様子が違う。下駄箱に私の靴がない。玄関で夫が待っていない。なんで〜??。サンダルを履いて外に出たが、何か景色が違う。センターへ向かう方向が判らない。もう一度宿泊棟の部屋に戻ると、部屋の中の布団は全て畳まれていて、誰も寝た形跡がない。パニックになった。この時点でも、トイレから宿泊棟に戻ったときに隣の棟に入ってしまったと気づいていなかった。思考が完全に停止していたとしか思えない(^^;

 夫を探して歩き回った。見つかった夫が「何やってんだ!もう御来光に間に合わないよ」とむくれた。認めたくないが、トイレを出てから棟を間違えたのだ。自分の泊まった棟の下駄箱にちゃんとあった自分の靴を履き、御前峰に向かったのは4時半だった。空は既に白み、手にしたヘッドランプも必要がなくなっていた。

白山 御前峰
標高:2702m

山行日 2005/08/04-05
場所 北陸
交通 JR金沢駅から北陸鉄道バス
公式サイト
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山頂へ:御前峰への登り標準タイムは40分。日の出の時刻は5時5分だそうだ。急げば間に合う?初めのうちは広い砂利道。青味ががった大岩の前には「青石…天上界と地上界の境界」とあった。「天上界」へはジグザグに登っていく。高天原は「神様の遊び場」だ。岩場がイワツメクサとイワギキョウに彩られてきた。イワギキョウがなんと多いことか!頂の上の人々が見えてきた場所まで登ったところで、私は「お日の出」をパスすることにした。夫に先に登って写真だけでも撮ってきてと頼んだ。しばらくすると「バンザ〜イ!」という合唱が聞こえた。夫は間に合っただろうか…。

高天原
高天原
イワギキョウ
イワギキョウ
「お日の出」(御来光)
「お日の出」(御来光)
山頂の賑わい
山頂の賑わい
奥宮で祈祷を受ける人々
奥宮で祈祷を受ける人々
ご祈祷
ご祈祷

〔5:20〜5:50〕御前峰山頂:5時20分ようやく山頂に到達。夫が着いたのは5時7分だったそうで、なんとか日の出写真を撮影できた。晴れてはいても遠くの展望は利かなかった。北アルプスの峰々、日本海、金沢平野が見えなくても、近くの荒々しい剣ガ峰、雪渓を抱いた大汝峰がオレンジ色に染まるのを眺めただけで充分だ。

白山最高峰
白山最高峰
朝焼けの大汝峰
朝焼けの大汝峰

 池めぐりコースは御前峰の稜線を歩き火口まで下る。翠ヶ池、血ノ池などを巡り、御前峰の中腹を巻くコースで室堂まで下山する。ゆっくり歩いて2時間くらい。私が遅れたうえ山頂に長居してしまったので、朝食時間のタイムリミット7時半に間に合わないことになりそうだ。いったん下山し朝食後に出直すことにした。下りている途中で夫がザックを私に渡して、一人で脱兎のごとく下りていった。「自然の呼び声」に呼ばれ、我慢できなくなったのだ。朝食に間に合わないと強硬に主張したのはそういうワケだったのか(笑)

〔7:40〜10:15〕池めぐり?:室堂センターの食堂で朝食を済ませ、御前峰の中腹を巻くコースを歩き出した。あっ!ミヤマクロユリがあんなにたくさん咲いている、おっ!コイワカガミの群生だ、となかなか足が前に進まない。雪渓が遅くまで残り、高山植物の宝庫という「お花松原」まで足を伸ばさないと見られないと思っていた、ハクサンコザクラもまだ咲いていた。お花畑を通過するとハイマツ帯の中を登るようになった。ここではクルマユリの群生が目を楽しませてくれた。ハイマツ帯を抜けるとガレ場の急斜面を登る。結構登らなくてはならない。やはり御前峰から順当に「池めぐりコース」を下りてきたほうが楽だった。

ミヤマクロユリ
ミヤマクロユリ
ハクサンコザクラ
ハクサンコザクラ
クルマユリ
クルマユリ