箱根三国山
--- 箱根外輪山周回歩道 最高峰はブナ林の中 ---
| 余計な前書き 2年前の1996年1月4日にも行った。しかし深良水門登山口の前に着くと無情な看板が待っていた。『箱根峠付近、台風による風倒木多数のため通行止め』。あまり人が歩かないコースの場合は、事前に地元の役所などに電話して登山道状況を下調べしなくてはいけないと痛感。そのときは仕方なく、前にも歩いた芦ノ湖西岸歩道を歩いてお茶を濁したのだった。 |
標準コースタイム 4時間20分
桃源台9:30出発〜早川口9:40〜10:00深良水門10:20〜10:40湖尻峠10:50〜11:55三国山(昼食)12:50〜山伏峠13:55〜(レストハウスで休憩)〜海ノ平15:10〜登山口15:55到着…芦ノ湖温泉(関所跡前)
<自己タイム 4時間40分+35分>

ロープウェイ地獄谷付近から見た
富士山 |
前日は金時山に登り姥子に入る予定だったが、雨であったため中止して姥子温泉のホテルへ直行した。天気はだんだん回復し、箱根ロープウェイの窓から富士山が姿を見せてくれた。
ホテルにチェックインして部屋に案内してもらう時、晴れていれば金時山から長尾峠方面に下りて来たかったと言うと、ホテルの方が「長尾峠は幽霊が出るから止めたほうがいいですよ」と言う。エッ!ゆ、ゆうれ〜い…?
姥子ホテルグリーンプラザ箱根はリゾートタイプの温泉ホテルで、露天風呂から富士山が見えるのだが、見えるのは女性用露天風呂のみである。露天風呂の脇にお酒の樽と枡が置いてあり、温泉に浸かりながらお酒をクイッとやれるのも女性の露天風呂だけという女性上位の宿なのだった。
1998年1月5日 晴れ
| 湖尻峠から長尾峠方面稜線の写真を撮らなかったのは、本人も理解に苦しむところです(^^; |
ロープウェイで桃源台まで行き、登山口の深良水門に向かう。登山口で支度に手間取る夫を待っていると寒さが堪える。ヒノキ林をほんのひと登りで稜線に上がると湖尻峠で、芦ノ湖スカイラインの前に飛び出した。あいにく見えるはずの富士山が見えない。右手に長尾峠から丸岳へと続く登山道がなだらかな草原の尾根に延びている。その明るく牧歌的な景色は、もし幽霊が出ても?歩いてみたいと思わせるのに十分だった。
ロープウェイで桃源台まで行き、登山口の深良水門に向かう。登山口で支度に手間取る夫を待っていると寒さが堪える。ヒノキ林をほんのひと登りで稜線に上がると湖尻峠で、芦ノ湖スカイラインの前に飛び出した。あいにく見えるはずの富士山が見えない。右手に長尾峠から丸岳へと続く登山道がなだらかな草原の尾根に延びている。その明るく牧歌的な景色は、もし幽霊が出ても?歩いてみたいと思わせるのに十分だった。
しばらくは登山道は芦ノ湖スカイライン近くに沿っていて、時々車の走行音が近くに聞こえる場所もある。草原を抜けてアセビやブナの林を登る。ブナの巨木も見られなかなかの美林である。三国山の山頂はブナの林のなかでまったく展望はなかったが、誰も居なくて静かなランチのひとときを楽しんだ。
三国山を下りると再び芦ノ湖スカイラインに近づいて、スカイラインにぶつかったり離れたりしながら緩やかにアップダウンを繰り返し山伏峠へと進む。スカイライン脇のレストハウスに入って、コーヒーを注文し一休み。お正月も三が日を過ぎた平日なので、展望台に憩うドライブ客もわずかだった。見下ろす芦ノ湖は、空の厚い雲の切れ間から差し込む光を受けて、鈍く輝いていた。
 海ノ平にて |
海ノ平までの登山道もスカイラインに付かず離れずで、草原(防火帯)だったりアセビの樹林だったりと変化がめまぐるしい。やがてススキの原の海ノ平に着いて、ここで初めてハイカーに遭遇したのでスナップを撮ってもらった。ここは360度の展望が得られ、富士山、駒ケ岳・神山はもちろん愛鷹山、駿河湾、天城の山々などが望めるそうだが、曇り空が恨めしかった。
海ノ平から下り始めると例の台風の爪痕がすざまじかった。さすがに登山道をふさぐ倒木はあらかた片付けられていたが、スペースがある脇には倒木がまとめて山積みされていた。倒木をまたぐ箇所もあり、かえって深山を歩く気分も味わえた。
 箱根峠から駒ヶ岳 |
国道1号線に下り立ち、道の駅箱根峠から芦ノ湖と正面の駒ケ岳を眺めながらベンチで最後の休憩をした。左手に回ると道中の道連れとはならなかった富士山も見えていた。
薄暗くなった車道を歩いて芦ノ湖温泉の夕霧荘に到着。宿は毎年1月2〜3日に行われる箱根駅伝の定宿となっていて、前日まではてんやわんやの忙しさだったとか。温泉は湯ノ花沢からの引き湯で硫黄泉。こじんまりした落ち着いた宿のお風呂をゆっくり楽しんだ。
箱根外輪山の別コースの記録もあります→箱根外輪山縦走