HOME > 山行一覧 > 八幡平(2008年10月5日)その1


八幡平

【余計な前書き】 10月初旬にどの山に出かけようかって、けっこう悩むんですよね。関東北部や東北の山々が紅葉のピークを迎えるのは、平年なら10日前後なので見頃には少し早すぎる。紅葉が早い3000メートル級の山々へ行きたいけど、電車利用の我が家の場合は一泊では無理。だから涸沢にはもうめちゃくちゃ行ってみたいけど、夫の定年退職後までお預けなのだ。で、たとえ「体育の日」が連休になっても、その時期は夫の仕事上毎年忙しかったり。かくして私たち夫婦での山行史には、紅葉の山歩きを楽しんだ記録とはほとんどなくて、せいぜい尾瀬くらいなもの。代わりに初旬に毎年恒例の代休があって、今年は暦の巡り合わせで連休になった。さて、どこへ行こう…?
 3週間くらい前に計画するのだから、今年の紅葉が遅いか早いかなんてわかるわけがない。とりあえず北へ → 八甲田山ならきれいな紅葉が見られるかも → う〜ん、一泊では難しい。早く新幹線が青森まで運行してくれないかなあ → 盛岡からのバスの繋がりもスムーズな八幡平なら、その日に登山もOK → おお、前から泊まりたかった藤七温泉彩雲荘が、5日の空室が「あと僅か」だって → 八幡平へは行っているが、1996年夏だったからもう12年も昔。また行ってみようか…。てな流れで八幡平に決定。紅葉がドンピシャなら、路線バスでのアスピーテラインドライブも楽しみ。でも登山としては軟弱コース過ぎるかなあ(^^;

 1日目 10月5日 晴れのち曇り

 6時4分発の新幹線に乗車するため4時半に起きて、久々に乗る始発電車で東京駅へ。新幹線では朝食のサンドイッチを摘んだ直後、盛岡駅まで爆睡態勢。

 バスが発車してからハッとした。盛岡駅で登山中の飲み物を仕入れていなかった。ポリタンクの水も汲んでいなかった。バス発車時間まで20分も余裕があったというのに、二人とも寝不足&寝呆けてボーッとしていて、すっかり忘れていた。登山口の茶臼口に水場などないのは知っていた。八幡平頂上まで行くバスは一日4本、次のバスは2時間後。途中下車などできるわけがない。家から持ってきたテルモスの500ミリリットルの熱いお湯と、新幹線車内でのペットボトル茶の飲み残し、各々200ミリリットル程度。果たしてこれだけで足りるだろうか?
 どうしようかと頭を巡らせたり、コース途中に水場は?と地図を広げたりで気もそぞろ。

 思いあぐねているうちに「東八幡平交通センター」に到着。そのとき天の声あり。いや、天ならぬバス運転手さんのアナウンスあり。「2分間のトイレ休憩」とのこと。待合所の建物内にはペットボトル飲料の自動販売機もあって無事購入。これで何の憂いもなく登山ができることとなった。ホッ!

 バスがアスピーテラインを走るようになり、車窓から紅葉が見られるようになってきた。特に御在所バス停付近の紅葉は素晴らしく、バスの運転手さんも「今、この辺りが一番きれいです」とアナウンス。赤や黄色の木々が鮮やかに輝き、緑の笹原とのコントラストにため息が出るほど。カメラを取り付けた三脚を担いだカメラマン多数。バスはノンストップ。バスの中からカメラを向けても仕方がないので、目に焼き付けてオシマイ。


標準コースタイム 約2時間30分
茶臼口(登山口)--45分--茶臼岳--25分--黒谷地--40分--源太森--40分--見返峠…八幡平頂上バス停


茶臼口
茶臼口サブウィンドウを開きます
〔11:40〕茶臼口(登山口)出発:11:30茶臼口に到着。バス停付近のスペースに何台かの車が駐車中で、下山してきた人に「これからですか」と声を掛けられた。車道を歩いて登山口に向かう。これから登る登山道斜面を見上げれば、紅葉はなかなかきれい。


赤や黄色に色づく登山道
赤や黄色に色づく登山道
背後に岩手山
背後に岩手山サブウィンドウを開きます


御在所湿原を見下ろす
御在所湿原を見下ろすサブウィンドウを開きます
 登山道の整備が行き届いていて、めちゃくちゃ登りやすい。12年前に登った記憶は曖昧だが、こんなに立派に整備されていなかったことは確か。登り始めは灌木が赤や黄色に色づいていて美しい。振り返れば岩手山がせり上がり、アスピーテラインと色づく周囲紅葉が眺められる。

 アスピーテラインを走るバスの窓から見た美しい紅葉を、上から眺める。

八幡平 標高:1613m
源太森(最高地点)
標高:1595m

山行日 2008/10/05
場所 岩手・秋田県境
交通 JR新幹線盛岡駅
バスストップバス(岩手県北バス)約50分茶臼口下車
温泉ページへ 藤七温泉
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参考 八幡平市観光協会
《画像について》
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行く手に茶臼岳山頂
行く手に茶臼岳山頂サブウィンドウを開きます
茶臼山荘
茶臼山荘
〔12:25〕茶臼山荘:茶臼口に車を置いての茶臼岳への往復ハイキングと思われる、下山中の軽装ハイカーさんたちとすれ違いながら登っていくと茶臼山荘に着いた。茶臼岳山頂へはもうすぐ。



茶臼岳三角点
茶臼岳三角点
岩手山を望む山頂
岩手山を望む山頂サブウィンドウを開きます
〔12:30〜12:40〕茶臼岳山頂:茶臼岳山頂は八幡平三大展望地のひとつ。三角点もある。天気予報通りに午後から曇ってしまい、雄大な岩手山の眺めも霞んできていて残念。しかし見下ろす景色も素敵だ。アオモリトドマツの樹海が広がり、その中に火口湖が点在していて、畔には赤や黄色のアクセント。



黒谷地湿原への石が多い道
黒谷地湿原への石が多い道サブウィンドウを開きます
 茶臼山荘に戻り、黒谷地を目指す。しばらく行くと石がゴロゴロしていて歩きにくい道になる。しかしほとんど平坦なので、岩ゴロが苦手な私でも全く問題はなかった。ただし湿原に近づくに従い、道に水が染み出ていてズボンの裾が汚れる。晴れていてもスパッツをしていた方がよいかも。やがて木道になると、黒谷地湿原の展望台が見えて来る。



黒谷地湿原 展望台
黒谷地湿原 展望台サブウィンドウを開きます
草紅葉に彩られた池塘
草紅葉に彩られた池塘 サブウィンドウを開きます
〔13:35〜13:50〕黒谷地湿原:バス乗車中に軽くパンを食べていたので、展望台のベンチで二度目?のランチ。陽差しがなくなったので、じっとしていると寒い。運良く途中のバスセンターで飲み物を買えたから、テルモスのお湯で熱いお茶をいれて飲むことができから良かったけど。

 すっかり晩秋の色濃い湿原だったが、よく見るとチングルマのワインレッド色の紅葉もちらほら。


 黒谷地から源太森へ向かう登山道に、えぐれて歩きにくい箇所があったことを覚えている。ところがあれから12年。下の写真のように、至れり尽くせりという感じに整備されていて、とても歩きやすかった。

登山道の整備状況
木製ブロックの木道
木製ブロックの木道サブウィンドウを開きます
石畳
石畳サブウィンドウを開きます
えぐれた登山道
えぐれた登山道サブウィンドウを開きます

 登山道の必要以上の整備は問題になることもあるが、ハイカーの便のためだけではなく土砂の流失や踏み荒らしを予防する意味もある。人の手が極力及んでいない道を歩く楽しさもあり、反対に誰にでも歩きやすいように整備されたハイキングコースを歩く楽しさもある。今回は午後からの登山なので時間にあまり余裕がない。歩きやすくなったことは有難い。特に木製ブロックで造られた木道は、傾斜があっても濡れていても滑らず安全なので感心してしまった。