八幡平
| 【余計な前書き】 10月初旬にどの山に出かけようかって、けっこう悩むんですよね。関東北部や東北の山々が紅葉のピークを迎えるのは、平年なら10日前後なので見頃には少し早すぎる。紅葉が早い3000メートル級の山々へ行きたいけど、電車利用の我が家の場合は一泊では無理。だから涸沢にはもうめちゃくちゃ行ってみたいけど、夫の定年退職後までお預けなのだ。で、たとえ「体育の日」が連休になっても、その時期は夫の仕事上毎年忙しかったり。かくして私たち夫婦での山行史には、紅葉の山歩きを楽しんだ記録とはほとんどなくて、せいぜい尾瀬くらいなもの。代わりに初旬に毎年恒例の代休があって、今年は暦の巡り合わせで連休になった。さて、どこへ行こう…? 3週間くらい前に計画するのだから、今年の紅葉が遅いか早いかなんてわかるわけがない。とりあえず北へ → 八甲田山ならきれいな紅葉が見られるかも → う〜ん、一泊では難しい。早く新幹線が青森まで運行してくれないかなあ → 盛岡からのバスの繋がりもスムーズな八幡平なら、その日に登山もOK → おお、前から泊まりたかった藤七温泉彩雲荘が、5日の空室が「あと僅か」だって → 八幡平へは行っているが、1996年夏だったからもう12年も昔。また行ってみようか…。てな流れで八幡平に決定。紅葉がドンピシャなら、路線バスでのアスピーテラインドライブも楽しみ。でも登山としては軟弱コース過ぎるかなあ(^^; |
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1日目 10月5日 晴れのち曇り |
6時4分発の新幹線に乗車するため4時半に起きて、久々に乗る始発電車で東京駅へ。新幹線では朝食のサンドイッチを摘んだ直後、盛岡駅まで爆睡態勢。
バスが発車してからハッとした。盛岡駅で登山中の飲み物を仕入れていなかった。ポリタンクの水も汲んでいなかった。バス発車時間まで20分も余裕があったというのに、二人とも寝不足&寝呆けてボーッとしていて、すっかり忘れていた。登山口の茶臼口に水場などないのは知っていた。八幡平頂上まで行くバスは一日4本、次のバスは2時間後。途中下車などできるわけがない。家から持ってきたテルモスの500ミリリットルの熱いお湯と、新幹線車内でのペットボトル茶の飲み残し、各々200ミリリットル程度。果たしてこれだけで足りるだろうか?
どうしようかと頭を巡らせたり、コース途中に水場は?と地図を広げたりで気もそぞろ。
思いあぐねているうちに「東八幡平交通センター」に到着。そのとき天の声あり。いや、天ならぬバス運転手さんのアナウンスあり。「2分間のトイレ休憩」とのこと。待合所の建物内にはペットボトル飲料の自動販売機もあって無事購入。これで何の憂いもなく登山ができることとなった。ホッ!
バスがアスピーテラインを走るようになり、車窓から紅葉が見られるようになってきた。特に御在所バス停付近の紅葉は素晴らしく、バスの運転手さんも「今、この辺りが一番きれいです」とアナウンス。赤や黄色の木々が鮮やかに輝き、緑の笹原とのコントラストにため息が出るほど。カメラを取り付けた三脚を担いだカメラマン多数。バスはノンストップ。バスの中からカメラを向けても仕方がないので、目に焼き付けてオシマイ。
茶臼口 |
![]() 赤や黄色に色づく登山道 |
背後に岩手山 |
御在所湿原を見下ろす |
アスピーテラインを走るバスの窓から見た美しい紅葉を、上から眺める。


