HOME > 山行一覧 > 熊倉山・武甲山(2001年5月4日〜5日)その2


武甲山


おすすめの適期
季節 1月-2月 3月-4月 5月-6月 7月-8月初旬 8月中旬-9月 10月-11月
中旬
11月下旬
-12月
適期
備考 新緑 紅葉・展望 展望



標準コースタイム 約4時間40分
白久駅---浦山口駅9:20〜橋立鍾乳洞9:35〜10:25車道終点10:30〜11:30尾根上11:45〜12:10(昼食)13:10〜長者屋敷ノ頭13:20〜御岳神社十字路14:30〜14:40武甲山山頂15:05〜16:15十八丁目16:25〜登山口一丁目16:55---西武池袋線芦ヶ久保駅17:35到着 (自己タイム 5時間45分)


水音も涼しい
水音も涼しい

 余分な荷物を宿に預けて楽だった昨日と違い、今日はザックが重い。おまけに気温が高く湿度も高い陽気になり、駅からの林道歩きですでに後ろから歩いてくるハイカーに抜かれている。登山口からはジグザグに登り沢を渡る。かなりの急坂を登って尾根の上に出たときにはヘトヘト、お腹はペコペコ状態だった。

武甲山 標高:1295m

山行日 2001/05/05
場所 埼玉県秩父
交通 秩父鉄道浦山口下車
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新緑のカラマツ林
新緑のカラマツ林
 腰掛けて軽食を食べていると、ある旅行会社主催の登山ツアーの団体さんがやって来て、30人くらいにご挨拶を返すのも忙しい。大持山・小持山の稜線を右手に見ながらの広い尾根を歩く。刈り払われた両脇には紫のスミレと黄色のキジムシロが春を謳歌して咲いていた。歩みが遅くなったのでここで昼食にした。登山道を外れると、何処もかしこもあたり一面スミレとキジムシロなので、仕方なくお花の上にシートを広げた。尾根の周りは新緑のカラマツ林。

 突然サイレンが鳴り、どこかのスピーカーから山の中には不釣合いな女性の声のアナウンスが流れた。「発破を行いますので危険区域にいる方はシェルターに非難してください」。続いてドドーンとダイナマイトの爆発音。休日なのにセメント会社は操業中らしい。

 エネルギーも補給して再び歩き出すと、なあんだ長者屋敷ノ頭はすぐ目の前だった。ここに発破よけの非難小屋がひとつあり、その先にもあった。下山してくる人が多くなったなか、「暑い〜、ザックが重い〜」とブチブチ言いながら登る。しかし路肩のスミレ、キジムシロにニリンソウまで加わって紫、黄色、白の花が咲き競うさまを見ていると元気がでる。山頂直下の十字路は好展望地でベンチもあるが、今日は展望には恵まれなかった。

山頂直下の御嶽神社
山頂直下の御嶽神社

 5分で御岳神社の前に出る。下の広場には新しくてきれいなトイレやベンチがある。山頂は社殿の背後を少し登るのだが、トイレに行ったりおやつの果物を食べたりしているうちにすっかり忘れてしまっていた。展望も期待できない天気だし、まぁいいかと思うものの、これでは厳密に言えば武甲山に登頂したことにならないのかも(笑)


 下山は十字路に戻る。ここでびっくり!転げ落ちそうな急な階段が長々と続いていた。立派なステンレスの手すり付きで、さすがに神社の表参道である。しかしこれを上るのは大変であろう。歩幅が合わず下るのも疲れる階段を折り返して下り終わったときにはホッとしてしまうほど。このあとは三十八丁目からだんだん減っていく石標を励みに杉林のなかをどんどん下りた。

 十八丁目あたりで妻坂峠からのコースに続く林道を下りてしまったらしく、そのまま林道を下りていると、雨粒が落ちてきたので傘を差したがすぐにやんだ。横瀬駅まではまだ1時間半も歩かなくてはならない。タクシーを呼ぼうと携帯電話を使ったが通じなくてがっかり。たぶん最後の下山者の男性単独行氏が下りてきて、私たちを追い越していった。

 一丁目の鳥居の前に着くと、鳥居の前に停まっていた四輪駆動車の方からこのまま車で登れるかどうかと尋ねられた。歩く覚悟を決めてマス釣り場の辺りを歩いていると、先ほどの車が戻ってきて声をかけられた。やはり行き止まりだったとのこと、「駅まで乗っていきませんか」とのお申し出に、有難くてやや興奮気味に「お願いしま〜す!」と答えた。日帰り温泉の帰り道、武甲山の山容に惹かれるようにして先ほどの場所までドライブしてしまったとのことだった。車窓からの武甲山は例の痛々しく削り取られた山肌を見せて、今まで歩いてきたあのカラマツの新緑とスミレでいっぱいの山とは、まるで別の山のように思えた。(武甲山は全山石灰岩で成り立っているため、昔から大規模な採掘が行われている)