標準コースタイム 約2時間50分
ロープウェイ天元台湯元駅温泉…(4分)…天元台高原…リフト3本乗り継ぎ(約30分)…北望台(登山口)--30分--かもしか展望台--5分--人形石との分岐--40分--梵天岩--15分--西吾妻山--10分--西吾妻小屋--10分--吾妻神社・天狗岩--5分--梵天岩--35分--人形石との分岐--20分--北望台
〔13:10〕西吾妻小屋との分岐:山頂から梵天岩に戻るのに、今度は西吾妻小屋経由の道で下りた。登って来た道と違い、とても快適。なんだ、こちらから登れば良かった。あっという間に西吾妻小屋との分岐。
しかも山頂に着いた頃から雨が止み、一気に先ほどまでの雨が嘘のような青空が広がってきた。西吾妻小屋の赤い屋根が、秋の気配が濃い高い空と白い雲に映える。池塘も見られる湿原にはミヤマリンドウやウメバチソウが咲いている。
計画では登山1日目は人形石から東大巓までの往復で、2日目は宿を多少早めに出発して、西吾妻山と西大巓まで足を伸ばしての往復のつもりだった。天気に合わせて計画を変えたことと、想定以上に西吾妻山までの時間がかかってしまったので、西大巓への往復はパス。
〔13:40〕天狗岩:西吾妻神社の前を登り、石野原の北側外れに戻って来た。山頂からの標準タイム、下り20分のところを30分で。やはり悪路ではないぶん楽だった。石野原は写真のように足下が悪いので、反対側に突っ切るだけでも早くは歩けずたいへん。
梵天岩直下の岩場を慎重に下る。登ったときには何も見えなかった周りの景色が見えた。鞍部の大凹を挟んで、中大巓1964mがたおやかな姿を見せていた。あの山頂途中の「かもしか展望台」まで登っていかなければならない。
いろは沼の木道は既に乾いていたためスピードを速めて歩けたが、樹林帯の岩ゴロの登山道で掴まってしまった。岩はまだ濡れていて滑りやすくなっていた。慎重に下る。夫が時間を気にし始めた。リフトの運転最終時間(16時)に間に合わなくなる心配をしている。言葉こそ出さないが私を見る目が急かしていた。気持ちが焦り、大凹手前の水場までの間でまたもや尻餅をついてしまった(^^;

大凹 もうすぐ分岐 |
大凹の木道歩きではせっかく晴れたので、お花畑に咲いている名残の花、秋の花の写真を撮りたかった。ミヤマリンドウ、キンコウカ、ノアザミなどなど…。しかしどんどんスピードを上げ先を行く夫。そそくさと撮影するものだから、後で見たら全てピンぼけ(笑)
〔14:50〜15:00〕分岐:分岐まで戻って来た。山頂からここまで休憩らしい休憩を取っていなかった。目途が付いたので、夫から休憩の許可が出た(笑)
登山地図の地形を読むと、人形石を回るとかもしか展望台経由より距離は長いが、山腹に沿って緩やかに下る。かもしか展望台からの岩ゴロの登山道より楽だとしたら、リフトにも充分間に合いそうである。せっかくだから人形石経由で北望台へ下ろうと夫に提案したのだが、登って来た道で下る方が安心だと考える夫に却下されてしまった(笑) 確かに人形石経由の登山道が楽ちんなのかどうかは、ガイドブックでも地形図からもわからない。

北望台 つがもりリフト乗り場 |
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つがもりリフト |
〔15:30〕
北望台(下山):かもしか展望台まで登り返したら再び空は雲に覆われてしまい、またも展望が得られなかった。北望台へはすぐだけど、心配性の夫は腕時計が気になる。それでも30分の余裕を残しての到着。リフト乗り場の従業員さんが暇そうにしていた。ひょっとしたら、この日の登山者たちが皆下山してしまった後の、最後の下山だったかもしれない(笑)
天元台リフトはウィンターシーズンのスキーリフトを、夏と秋の間夏山リフトとしている。だから積雪がない季節は、地面からの高さがかなりある。上りのときは目線が上なのでまだ良かったが、下りリフトはマジに怖かった(^^;(泣きたくなるくらい怖かったほどじゃないけど) セーフガードがあり、腰掛ける部分は滑り止め加工がしてある。絶対落ちないとわかっていても、風が出て揺れたらどうしよう、アクシデントで突然止まったらどうしようとハラハラドキドキ。幼児連れのときはどうやって安全を確保するのだろうかとか、要らぬ心配も。下を見ないようにして景色を見るのだが、あいにく下りるに従いガスが濃くなった。あまりに退屈なせいか、ハラハラしているはずなのに眠くなってくる。目をつぶりかけて慌てて目を開け、眠気覚ましに歌を歌ったり。今度は寒くなってきた。ザックから上着を取り出して着るのは無理。しゃくなげリフトに乗り換えるときに上着を着た。リフトを乗り終えて天元台高原に到着したときは、心底ホッとした。高い場所が怖くない夫は、携帯メールを打っていたとか(笑)
※スキーリフトを夏山リフトとしても営業している他の場所では、夏山リフトのときはチェアリフトを低く下ろしているスキー場もあるとか。設備が無理なら、せめてネットを張るとかしてあったらいいなあ。

新高湯温泉 吾妻屋旅館

吾妻屋旅館 |
白布温泉より秘湯度・鄙び度が高くなり、山宿の雰囲気が好ましい。洗面所・トイレは共同で、布団の上げ下ろしはセルフサービスなど、旅館タイプの山荘という感じである。露天風呂の数が多いので、温泉三昧にぴったり。もちろん源泉掛け流し。
※新高湯温泉の詳しいレポートはブログに書きました。
→新高湯温泉 吾妻屋旅館 - 終わりのない旅
旅館のサイト→新高湯温泉 吾妻屋旅館
旅館から直接天元台高原まで登る登山道がある(写真・駐車場の奥)。計画通りなら歩くはずだった。登山地図では登り25分下り15分となっているが、等高線ぶっちぎり。ロビーに張ってあった航空写真(参照→吾妻屋旅館サイトのページ)を見ても相当な急登である。宿の方は「こうですよ」と言いながら、手のひらを45度に傾けた。
ちなみに東吾妻連峰の福島側山麓に「高湯温泉」があり、東吾妻山・一切経山山行の際には一切経山から高湯温泉に下山している。下山後に高湯共同浴場「あったか湯」を利用している。(参照→一切経山のページ / あったか湯についての記述)
参考→高湯温泉 あったか湯
朝、雨は降ってはいなかった。しかし天気予報ではお昼前から雨という予報。山に上がるのは中止して、米沢の観光に切り替えた。実は山に上がりたくなかった理由のひとつは、あのリフトにあまり乗りたくなかったこともある(笑) 後で同宿していて登りに行った人に伺うと、山の上は雨に加えて風が強く、寒くて人形石で諦め引き返したそうだ。下りのリフトでは、強風のため時々ストップしたりチェアが揺れたりしたとか。中止して正解!(笑)