甘利山・千頭星山
2001年6月17日(日) 天候 曇り時々晴れ間、霧深い
| 余計な前書き 駐車場から20分で山頂に登れ、レンゲツツジが咲く時期は観光客であふれる甘利山だが、山頂下のロッジに泊まれば早朝から静かなハイキングができると期待した。梅雨の最中、雨が強ければ甘利山のお散歩だけ、雨がさほど降らなければ千頭星山まで登ろうという計画であった。 |
韮崎市甘利山グリーンロッジは素泊まりのみとはいえ1泊大人620円(使用料)という安さ。土曜日の午後、仕事を切り上げて帰宅した夫(土曜日も出勤)と特急あずさで韮崎駅へ。茅ガ岳から1ヶ月ぶりの韮崎は曇り空で山並みは見えず。グリーンロッジ17時半到着。標高1600mなので寒いほど。部屋は2段ベッド(カイコ棚式)。管理人さんに寝具をお願いすると、あいにく布団は品切れ。満室満員ではなかったがシュラフ持参の人が少なかったとのことだった。毛布はたくさんあるとのことで、それぞれ5枚借りたので寒くはなかった。どうも寝具代100円はオマケしてくれたみたい。炊事場の水道栓からはおいしい「南アルプスの天然水」がでるし、食堂のテーブルでガスストーブ使用可。宿泊者は備え付けの電気湯沸しポット・電子レンジ!も無料で使用可。トイレは簡易水洗、一応浴室もありのなかなかの施設だった。
朝4時半起床。持参のパンと牛乳、紅茶の朝食後5時45分出発。広河原駐車場に出ると祭事用の天幕が設置され、「レンゲツツジ祭り」のノボリが立ち観光客を待ち受けている。駐車場は前夜のうちから既に満杯のようだ。
![]() 早朝の甘利山にカメラマンの列 |
千頭星山へと向かう登山道に入ると途端にひと気がなく静かになる。「熊に注意」の看板あり。熊鈴を取り出してつける。ウグイスやカッコウの声を聞きながら歩く。足元にはキンポウゲとマイヅルソウが多い。レンゲツツジの群落は途絶えたが、時々こぼれそうに花をつけた大きな株が見られる。奥甘利山のピークの下の木はかなり立派だった。ピークに寄ってからツツジの木の下で少し休憩。草むらに隠れた小さなスズランを見つけた。
登山道は急登があるかと思えばなだらかになったりでそれ程きつくはない。「今日は身体が重い」となかなか歩が進まなかったのに、青木鉱泉との分岐、大西峰には標準コースタイムより早く着いてしまった。甘利山から2時間のところ1時間半の快挙? 実は事前の調査としてインターネットでHPの山行レポートを幾つか見たのだが、ほとんどの方がこの間は2時間もかからないと書いていた。
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朝霧 |
見事に満開 |
オレンジ色の絨毯 甘利山 |
緑の若葉もきれい |
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サルオガセが深い森を演出 |
新緑の小道 |
気持ちが良い尾根歩き |
県道からの富士山 |
大西峰を過ぎると明るく開けた笹原の中に尾根道が続いている。ガスが切れずに展望に恵まれないのが残念だが、カラマツも美しくなだらかな気持ちが良い散歩道だ。
千頭星山の山頂を目前に多少の急登が始まる辺りで、前を行く男性が立ち止まった。
「あれ、クマだ。ほらほら」右手の熊笹の斜面、指差す方向に笹をカサコソと揺らせ動く黒い影がある。ガスが濃くて見分けられない。しかし少し手前(20mくらいの距離)に移動したので、今度ははっきりと熊だとわかった。横向きになった一瞬を見て驚いた。うわっ2m近く(と思うほど)の大物!こちらを向いたときの顔の大きいこと!発見した男性の奥さんは怖がって「引き返そう」と言いながらも手を叩く。クマは全く動じず、「ここの笹がおいしんだよ」とばかり悠然として熊笹を食べている。始めのうちは子連れの母クマだったら危険かと山頂を踏むのを諦めようと思っていたが、クマさんがこちらに無関心?なので、恐怖感もなくなった。残念ながらデジカメでは証拠写真が残せなかった。

