四姑娘山鍋庄坪ハイキング (1)

第4日目 7月19日 日隆 → 四姑娘山山麓鍋庄坪でハイキング → 馬爾康(マルカム)(泊)

 この日のハイキングコースは「海子溝(ハイツゴウ)」の一部である。海子溝は双橋溝、長坪溝と並ぶ四姑娘山の渓谷のひとつで、四姑娘山の登山コースでもある。「海子」の名前が示すように上部には美しい湖沼群がある。四姑娘山連山の大峰=第4峰の大姑娘山(タークーニャンシャン / 5025m)にはそれほどの技術は要らずに登れるので、日本からの大姑娘山登山ツアーも多い。私たちは大姑娘山登山のベースキャンプへのコース途上にある「鍋庄坪」という尾根が目的地なので、海子溝の序の口程度である。しかし鍋庄坪は四姑娘山の好展望地として抜群なのだそうだ。

 スマートフォンのGPSログをGoogle マイマップにインポートした地図です。基本地図を地形図にしてありますが、左下のマークで地図・航空写真などに切り替えられます。地図上の緑色マーカーをクリックするとその場所の写真を表示します。右端の拡大アイコンをクリックすると、別画面で大きな地図が開きます。

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登山口 / 標高3200m

〔8:30〕出発:日隆(リーロン)のホテルから車で海子溝登山口へ。登り始めの標高はおよそ3100mだと聞いていたが、GPSのログでは3223m。少し登ると立派な木道が設置されていて、馬が通行する道と分けてある。四姑娘山登山のためのベースキャンプへの荷揚げに、馬が使われているからだ。

海子溝のゲートへ
海子溝のゲートへ
新しい木道
新しい木道

 先導の現地ガイド氏のペースが私には少々速く、酸素が薄いこともあり呼吸が乱れてしまった。早くも脱落の不安が…。登り始めはことさらゆっくりペースにしないと息が乱れてしまい、態勢立て直しにも苦労する。しかしツアーでの登山ではマイペースを守るのが難しい。それでも今までのツアー登山では、仲間に迷惑をかけることはなく乗り切ってきた。大丈夫だろうか…。しかしマイペースでは本当に脱落してしまうので、遅れながらも離されないように頑張る。

海子溝のゲート
海子溝のゲート

〔8:45〕四姑娘山海子溝ゲート:すぐに海子溝ゲートに到着。現地ガイド氏が例によって入場券をまとめて購入している間、一息つけた。双橋溝のように入場時のチェックはなかった。

木段を登る
木段を登る

 ゲートを抜けてからも整備された木道と木段で登るが、ホーストレッキングの受付のような小屋の先からは、登山道になった。ツアーの女性メンバーIさんも遅れ勝ちである。現地ガイド氏と3人のツアーメンバーはどんどん先を行く。少し離れてIさん、私たち夫婦とツアーリーダーが後を追う形で登って行く。

四姑娘山・三姑娘山・二姑娘山・大姑娘山 / 四姑娘山
四姑娘山・三姑娘山・二姑娘山・大姑娘山
四姑娘山・三姑娘山・二姑娘山・大姑娘山 / 四姑娘山
四姑娘山・三姑娘山・二姑娘山・大姑娘山

〔9:10~9:20〕北側が開けた場所に出ると、四姑娘山の四姉妹が勢揃いしている展望が得られた。前日に猫鼻梁(マオビリャン)展望台から見たときは主峰の四姑娘山の山頂部に雲がかかっていたが、今日は主峰の姿も姉妹たちの峰もほとんど見えていた。ここで写真撮影やら休憩やらで、しばしツアーメンバーの勢揃い(笑)

馬も行く登山道
馬も行く登山道
四姑娘山を眺めながら
四姑娘山を眺めながら

 再び緩いつづら折れの登山道を登って行く。前には馬が行く。北側が開けると四姑娘山が姿を見せてくれる。足元には高山植物の花が咲き競っている。日本の夏山を登るよりは汗はかかない。呼吸さえ苦しくなければ、楽しくて仕方ない登りなのだが(^^ゞ

 一緒にゆっくり登ってくださるツアーリーダーさんが摘んでくれたヘビイチゴを口に放り込み、甘酸っぱさに元気を貰ってもうひとがんばり。

鍋庄坪(クゥオチョワピン)

下鍋坪 / 標高3400m

尾根上(下鍋坪)に到着 / 鍋庄坪
尾根上(下鍋坪)に到着
ホーストレッキングの人たち / 鍋庄坪
ホーストレッキングの人たち

〔9:45〕やっと尾根の上に上がった。鍋庄坪(クゥオチョワピン)の尾根の上がり口「下鍋坪」の標高は、GPSのログでは3440m。標高差200mの歩きやすい登りなのに、ネパールの4200m峰に登ったときより苦しかった。しかし先に到着していたメンバーに聞けば、5分くらいの遅れだったらしいのでホッとした。

 下鍋坪は小広い場所で、ここからホーストレッキングをする人もいるので馬と馬子さんが待機している。

下鍋坪から望む四姑娘山 / 鍋庄坪
下鍋坪から望む四姑娘山
四姑娘山主峰にズームイン / 鍋庄坪
四姑娘山主峰にズームイン

 標高が少し上がっただけなのだが四姑娘山の主峰の険しい稜線や、カール状の氷河がよく見えるようになった。天気に恵まれ素晴らしい展望が見られ、幸運に感謝した。

 高地に来てからずっと頭痛やだるさなどの高度障害の症状があるという、ツアーメンバーIさんが少し辛そうだった。ツアーリーダーから高度障害の予防効果があるとされる薬「ダイアモックス」を貰って服用していた。ツアーリーダーによると、手先がチリチリ痺れるなどの副作用が出るかも知れないとのこと。

穏やかな尾根 / 鍋庄坪
鍋庄坪の穏やかな尾根
斜面はお花畑 / 鍋庄坪
斜面はお花畑

 尾根は穏やかに延びていて、先に見える小高い高みにタルチョーがかかるチョルテンがかろうじて見えている。尾根の踏み跡以外は草原で、草原一面イブキトラノオにそっくりな白いトラノオの花が咲き、草原が白く見えるほどである。よく見るとトラノオ以外にも様々な花が咲いている。

 この後は時間が許す限り尾根を登って行っても良いし、あるいはこの辺りでのんびりしても良いということで、いったんフリーになった。現地ガイドさんとメンバー3人はチョルテンに向かって出発し、メンバーのIさんは陽当たりが良い斜面でお花に埋もれて昼寝を始めた。私たちは行かれる所まで登って行くことにした。

《備考》高山病の症状がある場合は昼寝はしない方が良い。


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