九寨溝 (1)

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第7日目 7月22日 宿泊ホテル →(徒歩)→ 九寨溝(シャトルバスを利用しながら散策) →(タクシー)→ 宿泊ホテル(泊)

 ひと晩寝たら体調は快復していた。胃の調子も戻ってひと安心。前夜は雷が轟き雨も本降りだったので心配したが、天気のほうも回復したようだ。

 例によってツアーリーダーさんから本日の行動についての説明を聞く。九寨溝の人出の多さは前々から聞かされていたが、「とにかく人が多いです。人混みに挟まれて何も見えずに移動するだけという状況もあります。期待しないでください。要するに青森の十二湖のような所です」と、ガッガリした場合の予防線を張られてしまった(笑)

 九寨溝ではシャトルバスを利用し、見所ポイントの間を散策することになる。遊歩道は黄龍と同じような木道らしい。登山靴で行くかウォーキングシューズにするか迷ったが、降雨の場合の用心のため登山靴を履いていくことにした。

ホテルから徒歩でゲートへ / 九寨溝
ホテルから徒歩でゲートへ

〔7:15〕ホテル出発:ホテルから九寨溝のゲートまで徒歩で行く。ゲートまでの路線バスはなく、観光客はゲートよりずっと手前の駐車場から、または宿泊ホテルがゲートに近い場合はホテルから歩いてゲートに向かうことになる。朝早いため、まだ歩く人は見かけなかった。

 途中五つ星の巨大ホテル「シェラトン九塞溝リゾート」を通過。日本からの九寨溝観光ツアーは、ほぼシェラトン九塞溝リゾートを利用する。我々の宿泊ホテルは四つ星なので、まぁそれなりである(笑)

 九寨溝は全長約30㎞にもなるY字谷の渓谷で、北の入口から南に延びる渓谷は「樹正溝」、途中で二股に分岐し、西の渓谷は「日則溝」、東の渓谷は「則査窪溝」である。

スマートフォンのGPSログをGoogle マイマップにインポートした地図です。航空写真モードで右下「+」で地図を拡大すると、散策ルートがよくわかります。また左下のマークで地図モードに切り替えられます。緑色マーカーをクリックするとその場所の写真を表示します。右端の拡大アイコンをクリックすると、別画面で大きな地図が開きます。

※ 圏内のシャトルバスを乗り降りしながら散策。位置情報はバスでの移動と歩行とを一括して計測・記録。ホテル出発からゲートまでの歩行と、「樹正群海」までのシャトルバスでの移動はトラックに含まれていません。


 7時50分に九寨溝入場ゲートに到着。チケット売り場は既に大混雑だった。

 現地ガイド氏がチケットを購入している間、ツアーの女性陣は揃ってトイレへ。トイレ棟の中も大混雑で、中国ではフォーク並びは浸透していないから、どの個室前に並べば良いのやら。中国人もハンカチで鼻を押さえる臭気の中、私たちがたまたま並んだのは身障者用の広い個室だった。ところが個室内にまで数人入って並び、ドアは開けたままという有様。

九寨溝入場ゲート前
九寨溝入場ゲート前

 日本人には真似できないので、仲間のひとりが入った時点で後の人がドアを押さえることにした。その作戦も巧くいったかと思えたが、ドアを開けた途端に傍にいた人に割り込みされそうになった。ツアーリーダー以下メンバー全員で彼女を撃退し、日本語での抗議も全員で。まさに団結力の勝利であった(笑)

 チケット購入後入場ゲート前に並び、およそ30分ほど待って入場できた。

九寨溝グリーンバス(九寨溝緑色旅遊観光車)

シャトルバス乗り場 / 九寨溝
シャトルバス乗り場
九寨溝グリーンバス / 九寨溝
九寨溝グリーンバス

 バス乗り場では相当な台数のバスが待機中だった。時には数珠つなぎになって走るとか。九寨溝内を運行しているシャトルバスは、天然ガス仕様の低公害型バスである。参加人数が多いツアーは金色塗装の専用バスをチャーターすることができ、日本の旅行会社催行の観光ツアーではチャーターバスなので、効率よく周回観光しているようだ。

 我々のツアーは少人数なので、押すな押すな状態の行列に並んだ。ツアーガイドさんからは「乗車するときに遠慮して乗りはぐれ、ツアーと離れてしまうことがないよう、ここでは中国マナーでいきましょう」との注意があった。整列して順次に乗れば効率が良いのに、彼らはどうして乗車口に殺到するんだろう(笑)

 メンバー全員ツアーとはぐれることなく、乗車したバスは8時55分に発車した。

樹正溝

〔9:07〕九寨溝は大小100以上の湖沼が連なる渓谷で、湖沼・池は「海子」と呼ばれる。また「九寨溝」の名はチベット族の9つの集落(中国語で「寨」=集落・村)があることが由来で、今でも観光エリアの中に集落がある。チベット族集落のひとつで民族文化村がある「樹正寨」でバスを降りた。

樹正群海

樹正群海 / 九寨溝・樹正溝
樹正群海

 民族文化村へは行かずに道路を横断して、渓谷沿いの遊歩道に向かった。車道の上からは樹林の中に、何とも言えない色合いの「海子(池)」群が散りばめられて見える。水面には薄く朝霧が立ち、木々の間を上から下へと水が流れ込んでいる。

 ほとんどの観光客はさらに奥の見所スポットに行ったらしく、歩く人は少なかったので静かな散策開始になった。

火花海と火花瀑布

火花海 / 九寨溝・樹正溝
火花海

 湖畔の遊歩道に下りてくると水の色の美しさにもう一度驚かされた。透明度が高く水底に沈んだ倒木が透けて見える。

火花瀑布 / 九寨溝・樹正溝
火花瀑布
火花瀑布 / 九寨溝・樹正溝
火花瀑布

 日光の反射で湖面に「火花」が散ったように見えることから「火花海」と名付けられた。火花海から双龍海に流れ落ちている滝「火花瀑布」まで歩くと、滝の水しぶきによる波立ちが、日を受けてキラキラとまさに火花を散らしていた。

案内板の説明

標高は2187m、長さは205m、平均幅は177.33m、平均深さは9.66m、面積は36352.6平方メートルです。土砂崩れで形成されました。豊水季節は、日光の反射により、湖面に火花が散ったように見えます。渇水季節は、水位が下がり、円形のカルシウムの華丘が水面から出て、まるで海の諸島のようで、「千島湖」と言っても過言ではありません。
火花海の水面 / 九寨溝・樹正溝
火花海の水面
火花海の案内板 / 九寨溝・樹正溝
火花海の案内板
火花海 / 九寨溝・樹正溝
火花海

 日光が差し込む湖水はまるでカットを施したジュエリーのようだし、水辺の景色を映した「絵」も美しかった。


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