黄龍探訪ハイキング (1)

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第6日目 7月21日 川主寺 → 雪宝頂展望台 → 黄龍探訪ハイキング → 九寨溝(泊)

 この朝目覚めたら少し胃がムカムカしていた。川主寺の標高は約3000mあるので、高度障害が起きても不思議ではない。夫は高地に来てから起床時と夜間に頭痛がするらしいが、私は標高3150mの日隆(リーロン)でも起床時の軽い頭痛程度だったのに。しかし昨晩は胃が重かったので原因は胃の不調かもしれない。または寝具が薄くて寒く、重ね着するまでの寝入りばなに風邪を引いてしまったのかも…。

 出発時間に合わせて朝食時間が早かったこともあり、全く食欲がなかった。ビュッフェスタイルの朝食なので、白粥があるのが有難かった。しかもツアーリーダーさんがたくさん小梅干しを持参してきていて、食事の度にご馳走してくださる。美味しい梅干しのお陰で、白粥をお茶碗2杯食べることができた。とりあえず消化薬を服用。

 黄龍でのハイキングは所要時間5時間とのことだが、ハイキング後は九寨溝のホテルまで移動しなくてはならない。黄龍から九寨溝へは車で3時間かかるとのこと。しかも近年は九寨溝の街では夕方にひどい渋滞が発生するそうで、渋滞に掴まるとホテルへの到着が相当遅れて最悪の事態になるのだそうだ。で、ツアーリーダーさんが「ホテルに予定通りチェックインできるかどうかは、皆さんの頑張りにかかっています」とプレッシャーをかけてくるのである(笑)

 標高3000mを超えての登りになると、息が上がってまともなペースで登れない私なので、「皆さん」が私だけを指しているのではと身が縮む思い。この不安はツアー申し込み時点で既に感じていた。四姑娘山を展望する鍋庄坪ハイキングと黄龍でのハイキングで、標高3000m以上での登りがある。ただしどちらも同じコースでの往復なので、仮にメンバーと一緒に最終地点まで行かれないことになっても、一緒に下山することができる。旅行会社にこの件を確認した上で申し込んだのだ。また旅行会社での説明会で不安について聞けば「標高が高いコースはゆっくり歩きますから大丈夫」とのこと。「渋滞」の話は聞いていなかった。ハイキングの後に宿泊地移動のドライブが組まれている日が多く、実際のところは「ゆっくり」は望めないツアーだったらしい。体調が万全とはいえず、朝食がお粥2杯だけで頑張れるかなぁ…。

 7時20分に川主寺のホテルを出発。今朝は曇り空だったが、車が標高を上げると雲が切れてきた。40分ほど走ると岷山山脈の主峰である雪宝頂(標高5588m)が、その三角錐の姿を見せ始めた。しかしまだ遠くて小さい。

雪宝頂が見えてきた / 川主寺から黄龍への車窓風景
雪宝頂が見えてきた
川主寺方面に雲海 / 雪宝頂を望む展望台
雪宝頂を望む展望台

〔7:55〕雪宝頂を望む展望台に着いて車を降りたが、雪宝頂は雲の中。下の川主寺方面は雲海に覆われていた。5分くらいですぐに車に乗り込んだ。

雪宝頂を望む / 雪山梁展望台付近の車窓風景
車窓から雪宝頂を望む

 移動中の車の窓から雪宝頂が見える。次の展望台に期待。

雪山梁展望台(雪山梁景台)

雪山梁展望台付近
雪山梁展望台付近
雪山梁展望台(雪山梁景台)
雪山梁展望台(雪山梁景台)

〔8:10〕もうひとつ先の雪宝頂を望む展望台でも下車。ここは「雪山梁」と書かれた石碑があったので、雪山梁展望台(中国語では雪山梁景台)になるようだ。ところが肝心の雪宝頂の展望が雲のせいであまり良くない。直前の車窓からはよく見えたのでまぁいいか。ここも5分もしない滞在でただちに出発。

 黄龍の観光では2006年に開通したロープウェイを利用して一番奥の「五彩池(標高3553m)」手前まで上がり、五彩池から歩いて下りながら観光するのが一般的である。しかしこのツアーでは標高約3200mの入口から標高約3600mの最奥部五彩池まで歩いて往復する。

スマートフォンのGPSログをGoogle マイマップにインポートした地図です。基本地図を地形図にしてありますが、左下のマークで航空写真に切り替えられます。緑のマーカーをクリックするとその場所の写真を表示します。右端の拡大アイコンをクリックすると、別画面で大きな地図が開きます。

標高と距離の推移グラフ
標高と距離の推移グラフ(カシミールで作成)

黄龍風景区ゲート
黄龍風景区ゲート

 8時30分に黄龍風景区のゲートに到着。ロープウェイ乗り場は離れた場所にあるので、ここは混雑はしていなかった。入口にある案内板の前で、現地ガイド氏による歩き方の説明を聞いてから入場。ツアーリーダーからはツアーメンバーと離れた場合の集合場所、集合時間の指示があった。これならマイペースでも一応安心。

全体の案内板 / 黄龍
全体の案内板
木道の遊歩道 / 黄龍
木道の遊歩道
風景区内のトイレ棟 / 黄龍
風景区内のトイレ棟

〔9:00〕出発:遊歩道は広い木道なので歩きやすい(この木道については九寨溝のレポートで後述)。数多くの掃除スタッフがいて、いつも木道を掃き清めたりゴミを拾っている。随所にベンチやトイレがある。(上部に行くと無料の酸素吸引ステーションも設けられ、飲料・スナック類、掲載酸素ボンベなどを売る屋台も出ている。)

九寨溝・黄龍の木道について »

足元に出てきたリス / 黄龍
足元に出てきたリス
迎賓彩池の下流部 / 黄龍
迎賓彩池の下流部
木道の階段を登る / 黄龍
木道の階段を登る

 10分ほど歩くと透明な水をたたえた小さな池が現れた。石灰分が多量に含まれた水が流れて作られる、「石灰華」の段丘に水が溜まり池になる。これらの池を「彩池」と呼ぶ。彩池が棚田状に連なり美しい景観を見せるのが黄龍である。また池の底が石灰質で白いことや沈殿した落ち葉などが腐敗せず水の透明度が高いことで、池はエメラルドグリーンやスカイブルーに見える。

 写真のドアがある「あずまや」は酸素ステーションではなかったので、おそらく掃除スタッフの待機所か休憩所。

迎賓彩池 (Welcome pool) / 標高3230m

迎賓彩池 / 黄龍
迎賓彩池
迎賓彩池 / 黄龍
迎賓彩池

 階段を少し登るとゲートの一番近くにある「迎賓彩池」に着いた。エメラルドグリーンの水を溜めた池が棚田状に連なった、テレビで観たあの景色が目の前にあった。感激しまくりシャッターも押しまくり(笑)


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