The Iceline (アイスライントレイル)(2)
砂礫帯につけられたトレイルが終るとモレインの上を行く。氷河が削った岩が積み重なって広がる平坦な上を、前方に長い壁のように見えているエメラルド氷河に向かって進む。日本の山のガレ場のように岩にペンキで書かれた矢印がないので、ガスの時は方向を見失いそうである。氷河から流れ出る小川の手前が今日の目的地である。氷河の氷の先端までは200mくらいの距離がありそうだが、氷河の舌先に手が届きそうなほどに見える。
| Emerald Glacier エメラルド氷河 |
||
|
|
氷河が融けて源流となる |
|
ポツポツした雨が降ったりやんだりしていた天気が、どういうわけか青空まで覗くほどに回復していた。風向きも変わりモレインの岩に腰を下ろしてサンドイッチの残りを食べる時には、ポカポカ暖かい日差しが射していた。“健脚組”グループはこの場所で雨に遭い風の冷たさに震え、お弁当を食べるどことではなかったそうなのに。時間差が明暗を分けて、“ゆっくり組”の私たちはラッキーだった。
|
ダリイ氷河 |
撮影会(笑) |
もう少し登りアイスライントレイルの最高地点まで行くと、大統領と副大統領(つまりエメラルド山塊の最高峰であるThe PresidentとThe Vice President)が顔を出してくれるのだが、この場所からは見えない。またセレスタレイクトレイル(Seleste Lake Trail)との分岐まで行けば、2つの小さな氷河湖(参考画像参照)がある。雲間から日が射して谷の向こうのダリイ氷河が輝きとても美しい。それだけでも充分だった。
![]() 往路を戻る |
レイクルイーズ山群の眺め |
![]()
EMERALD LAKE LODGE エメラルドレイクロッジ
下山して出発地点のタカカウ滝駐車場から車でエメラルドレイクロッジへ。エメラルドレイクロッジにチェックインする宿泊者は入り口手前の駐車場から専用送迎バスに乗らなければいけないので、いったんガイドさんの車から乗り換えた。ロッジ敷地内に団体観光客が居ないのはそういった配慮があるからかも知れない。ガイドさんによると雨が降ったためいくぶん透明度に欠けているそうだが、エメラルドレイクの名前の通り青緑色の美しい湖である。Emerald Peak(2555m)、Wapta Mountain(2788m)、Mt. Field(2635m)、Mt. Burgess(2599m) といった山が湖を取り囲んでいる。
|
Emerald Lake & Emerald Peak |
Mt. Burgess |
![]() 夕日に染まるエメラルドピーク |
| ※両端の写真の山はThe Presidentかも知れません | ||
ロッジの客室はコテージである。私たちが宿泊したのは、1棟につきバストイレつき客室が1階に2室、2階に2室計4室あるタイプ。全室にリクライニングチェアが置かれたバルコニーが付いていて、バルコニーの椅子でゆったりと読書をしている宿泊者も見受けられた。私たちの部屋からは湖が眺められなかったし、2連泊したというのに忙しくてバルコニーでのんびりすることは叶わなかった。部屋には暖炉があり、薪と火をおこすためのマッチと新聞紙、火かき棒などが用意されていた。薪はコテージの外玄関脇にも積み上げられている。敷地内の宿泊棟エリアは車の進入禁止となっているので、チェックイン・チェックアウトのときはゴルフ場用のカートで宿泊棟までスーツケースを運んでくれる。
![]() コテージ |
![]() 暖炉がある客室 |
このエメラルドレイクロッジの2日間のディナーだけが、ツアーメンバーが一緒にひとつのテーブルで食事をする機会になった。当然ながら話が弾み、コース料理の配膳が遅いのも気にならなかったほど楽しかった。先にロッジに戻っていた“健脚組”グループの中には所要時間2時間の湖を一周する散策コース(Emerald Lake Circuit エメラルドレイクサーキット)を急いで回ってきた人や、ジャグジーバスでゆっくりした人も。ここに1週間くらい滞在してゆっくりしたいというのが皆の感想だったが、レストランが1箇所だけなので食事に飽きるかも。
ページ:




