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Burstall Pass(バーストールパストレイル)(3)


バーストールパストレイル(往復)
入山口〔10:10〕---板の橋を渡りメドウへ〔11:30〕---〔12:20頃〕樹林帯に入る(休憩)〔12:30頃〕---〔13:25〕樹林帯を抜ける(昼食30分)〔13:55〕---〔14:15〕バーストールパス(休憩15分)〔14:30〕---(休憩)---〔16:20〕板の橋付近(休憩・記念撮影)〔16:50〕---(休憩)---〔18:10〕入山口


バーストールパスからの展望

バーストールパス
Burstall Pass
Mt. Birdwood
Mt. Birdwoodサブウィンドウを開きます
Mt. Sir Douglas
Mt. Sir Douglas(3406m)サブウィンドウを開きます

 バーストールからの展望は雄大である。ここの展望の特徴はMt. Birdwoodなど付近の山が近くに迫ってくるような迫力があることだ。そしてはるか遠くの山々まで見渡せるのも魅力。天気はあいにくの曇り。晴れていたなら、遠くの山々がもっとよく見えただろう。特にカナディアンロッキーのマッターホルンと言われるピラミダルで美しい山、Mt. Assiniboine(マウントアシニボイン)がうっすらとしか見えなかったのが残念だ。しかしハイキング最終日を締めくくるにふさわしい展望に満足だった。が、…それにしても寒かった。

登ってきたトレイルが見える
登ってきたトレイルが見えるサブウィンドウを開きます
遠くにマウントアシニボイン
遠くにマウントアシニボインサブウィンドウを開きます
マウント アシニボイン
Mt. Assiniboine(3618m)

 ガイドさんがメンバーそれぞれの記念写真を撮ってくれることになった。ガイドのカトウさんは立つ場所の指定からポーズまでなかなかこだわる人なのだ。それだけに良い写真を撮ってくれる。一足先に到着してスプルースバレーへと続くトレイルをしばらく辿っていた“健脚組”が戻ってきた。彼らが下りるのを見送ってから私たちも下山することに。誰かの発案でこの日の“ゆっくり組”6人の集合写真を、峠を示す道標の前で撮影してから、ツアーでのハイキング最終日の下山を開始。

インディアンペイントブラシ
Indian Paintbrush
 この尾根のインディアンペイントブラシの群落は素晴らしかった。全てクリーム色インディアンペイントブラシである。なかに立派な株となっていてまさに満開のインディアンペイントブラシに目が惹きつけられた。風が吹きすさび気温も低いこの荒涼とした尾根で、ここまで育つのはどれほどの年月がかかっただろうか。

 雲行きが怪しかった割には雨には降られず、樹林帯を下りる頃には天気が回復して日差しが戻ってきた。ところが休憩中のこと。太陽が出ているのに突然ポツポツ降ってきた。雨ではなく、霰(あられ)だった。高山の天気は変わりやすい。

 Mount Birdwood  Mount Birdwood
Mount Birdwoodサブウィンドウを開きます
 メドウに下りると天気はすっかり回復。岩肌に西日が当たり陰影がくっきりして迫力が増したMt.Birdwoodを眺めながら歩いた。
 草原ではジリスが巣穴から顔を出してこちらを窺っている。カメラを向けると隠れてしまう。

 河原に戻ると、往路は霞んでいたロバートソン氷河の眺めも、青空が覗き氷河が白く輝いて美しい。ところが川が増水していて、往路には渡れた小川が渡れなくなっていた。小川は何本もあるのでそれぞれが増水して流れが複雑になっている。渡れる浅瀬を渡って進んでいっても、渡れない流れに突き当たり進めなくなってしまう。ぐるぐる回っているうちに方向がわからなくなりそう。ガイドさんが1人で渡れる箇所を探し回ってルートを探索。細い流れは飛び越え、時には濡れるのを覚悟で渡渉してなんとか小川を脱出した。

ロバートソン氷河
Robertson Glacierサブウィンドウを開きます
増水した小川
増水した小川

カナディアンロッキーハイキング

スケジュール
〔7/30〕東京(成田)→バンクーバー→カルガリー→レイクルイーズ
〔7/31〕レイクルイーズハイキング
〔8/1〕アイスラインハイキング
〔8/2〕ヨーホーレイクハイキング
〔8/3〕ラーチバレーハイキング
〔8/4〕バーストールパスハイキング
〔8/5〕カナナスキス→カルガリー→バンクーバー…
〔8/6〕東京(成田)着

《画像について》
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参考書籍


カナダ在住の著者がカナディアンロッキーの日帰りハイキングコースを紹介、解説しているガイドブック。出発前に下調べのために購入しました。カナナスキスカントリーのバーストールパスハイキングコースを除く4コースは掲載されています。
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moreスイスアルプスハイキングの記録


 
メンバー全員で記念撮影
メンバー全員で記念撮影
 河原からトレイルへと渡る板の橋に戻ると“健脚組”が休憩中だった。せっかくなので全員での記念撮影をすることに。毎回“ゆっくり組”だった私たちだが、その日によってメンバーが入れ替わり、ほぼ全員と一度は一緒に歩いていた。

フィナーレまで秒読み(笑)
フィナーレまで秒読み(笑)
ジリス
ジリスサブウィンドウを開きます
 もうすぐ駐車場に到着というとき、草原でジリスが巣穴から出てきた。巣穴は道の傍であるのに、5mくらいに近づいても逃げる気配がない。翌日にカナディアンロッキーを去る私たちに、別れの挨拶に出てきたのかもしれない。




 第7日目 8月5日 



帰国の朝は快晴
 帰国の朝は快晴だった。滞在中一度も見ることができなかった、雲ひとつない完璧な青空が広がっていた。暑くなりそうである。滞在中はずっと天気がいまひとつで残念だったが、登山中は涼しくて体力的には楽だった。雨が降ったときもあったがいつも大した雨量ではなく、一日中レインウェアを着て歩くということはなかった。曇っていてもガスで展望が見えないということもなかった。今年は高山植物や野の花の開花期が早まったため花の種類が少なかったが、晩夏の花で花盛りだった。唯一の不運はラーチバレーでのクマ出現を受けての撤退というハプニング。これは仕方がないとしか言えない。総合的に考えれば大成功の部類に入るのではないだろうか。

 このレポートを作成するにあたり、ガイドブックを熟読したりインターネットで検索したページや画像をたくさん見たら、カナディアンロッキーにはまだまだたくさん魅力的なハイキングコースがあることを知った。私たちでも無理なく歩けそうなコースはもちろん、少し欲張って頑張ってでも歩きたいコースもある。今回歩いたコースだってもう一度歩きたいし、今度は距離を伸ばして歩いてみたい。何よりも「ラーチバレーからセンチネルパス」はリベンジしなければ……。

 カナディアンロッキーのハイキングには、展望や花以外にも人を惹きつける何かがある。スイスアルプスのハイキングコースエリアでは「観光」が全面に押し出されているところが多い。またコースの途中に「村」があり、人間の暮らしが窺えるところもある。それに対しカナディアンロッキーのハイキングコースは、山麓にはホテル同様の快適なロッジがあっても、いったん観光客が立ち入れないハイキングコースに入れば人工物はほとんどない。ヨーホーレイクのようにキャンプ場がある場合でも、整備されすぎていないところが良い。ハイキングコースといえども熊をはじめとする野生動物の領域であり、原始に近い自然がそこにある。それがカナディアンロッキーのハイキングの大きな魅力になっていると思う。



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