Burstall Pass(バーストールパストレイル)(2)
平坦な河原の砂利道はトレイルがわかりにくい。道標があるのだがガイドさんがいなければお手上げになりそうな場所である。尖った峰のMt.Robertson(3194m)とMt.Sir Douglas(3406m)の間にあるロバートソン氷河の眺めが素晴らしくて見とれてしまう。小川は幾筋も好き勝手に流れていて、何度も簡単な丸木橋で渡ったり飛び越えたりしなければならない。ほとんどが浅いのだが防水仕様のトレッキングシューズでよかったと思った場所だ。小川を渡ると草原を歩くようになる。お花畑が広がる緑の草原の中に伸びるトレイルを Mt.Birdwood を眺めながら歩く。meadow(メドウ=草原)歩きの醍醐味を満喫できる。
![]() 道標 |
![]() Robertson Glacier |
![]() 沢を渡る |
メドウを歩き切ると樹林帯になる。登りのとりつきで休憩をとった。ここからは本格的な登りになるからだ。トレイル脇の斜面はお花畑なので、急な登りもあまり苦にならない。しばらくすると木立の合間から出発点の池や湿地帯が見下ろせる。登りの疲れを忘れるひとときだ。
![]() 出発地点の池が眼下に |
トレイルの両側はお花畑 |
他のコースでは見なかった花も多く、写真撮影のため足を止めてしまうこともしばしば。だがこの日の花の写真はピントが合っていない失敗作が多い。2日前に車のステップで滑ってお尻を強打した箇所が痛み、実はしゃがみこんで花の写真を撮影するのが辛かったのだ(^^;
![]() Heartleaf Arnica(ウサギギク) |
![]() Alpine Speedwell(クワガタソウ) |
![]() Red Mountain Heather(ツガザクラ) |
![]() Golden-Aster |
Spotted Saxifage(シコタンソウ) |
樹林帯を抜けると一気に展望が開けた。Mt.Birdwood などの山々がそびえる谷がひと目で見渡せる。帰国してからネットで調べると、屏風のような岩の尾根はMt.Sir
Douglas の稜線の一部らしい。検索結果の写真には“windswept rock”あるいは“Whistling Ridge”というキャプションがついていた。つまり風が吹きさらしている稜線なのだろう。
先発の“健脚組”が昼食が済んで出発するところだったので、休憩していた場所を入れ替わりで使って私たちもランチ。バーストールパスまではもう一息だとのこと。
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Mount Birdwood (3097m) |
![]() 展望が良い場所で昼食休憩 |
Whistling Ridge |
ここから先は展望を楽しみながら登っていく。標高を上げるにつれトレイルは高山帯らしくなり、高山にしか生育しない植物も見るようになった。Moss Campion(モスキャンピオン--ナデシコ科)(参考画像)もそのひとつ。苔のような、短く刈った芝のような葉がクッションのように集まって生えている。6〜8月にピンク色のサクラソウのようなシバザクラのような花を密集して咲かせる。
![]() Moss Campion |
最後の登りからの展望 |
![]() バーストールパスまであと一息 |
実は小さな花を一輪だけ残したモスキャンピオンを見つけた。モスキャンピオンと知らなくても珍しい花なので写真を撮ろうと思った。しかし先頭を行くガイドさんから少し遅れてしまっていたので、復路で撮影することにした。その復路では花が咲き終わったモスキャンピオンを示してガイドさんから説明があり、あ、そうだったと思い出したが後の祭り。うっかり通り過ぎてしまったらしい。その後目を皿のようにして花が咲いているものを探したが、見つからなかった。残念である。
尾根に上がる最後の登りでは、氷河を抱いた山(Mt.Sir Douglas)がぐんぐんせり上がってくるのでワクワクしてしまう。バーストールパスがある尾根に出た。クリーム色のインディアンペイントブラシが一面に群生している。尾根の上は冷たい強風が吹いていて、夏とは思えない寒さだった。.
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