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1997年8月3日〜14日フランス・シャモニーとスイス・ツェルマット その4

朝日に染まるマッターホルン
朝日に染まるマッターホルン

8月10日
 マッターホルンは朝日を受けると、その穂先をまるでたいまつのように輝かせます。
この日私達はマッターホルンの肩にある山小屋、ヘルンリヒュッテを目指しました。

フーリ〜シュヴァルツゼー間のロープウェイをはさんで、約5時間半のコースです。

 ゴルナグラードからフーリまでは距離はあるけれど、アップダウンが少ない歩きやすい道でした。お花畑の中をマッターホルンなどの山並みを眺めながら歩きます。登山電車が上ってきました。運転手がにこやかに手を振ってくれました。今度は車両の人たちと手を振り合います。すると日本人の女性グループから「頑張って〜」という声が飛んできました。

登山電車
登山電車
運転手も手を振ってくれる

運転手も手を振ってくれる
シュヴァルツゼーに向かう
シュヴァルツゼーに向かう

ツェルマット

→カナディアンロッキーハイキング・5コースの記録

銀色アザミ
銀色アザミ(silver thistle)

 湖面にマッターホルンを映すリッフェルゼー付近はお花畑です。スイスアルプスの代表的な花エンツィアン(gentian)や銀色アザミ(silver thistle)など。

 今日も快晴で、遠くユングフラウまで見ることができました。



 フーリからふたつのロープウェイを乗り換えてシュヴァルツゼーへ。シュヴァルツゼーのシェズリー湖の湖畔では、咲き残っていたエーデルワイスを一輪だけ見つけました。レストランで昼食をとった後、いよいよマッターホルンの肩にあるヘルンリ小屋まで標高差750mの登りです。前半の登山道はアルミ製の桟道などで補強され、たいへん良く整備されています。後半は前日スネガから双眼鏡で見ていた岩場のジグザグの急登です。右手が切れ落ち下は氷河です。道幅もすれ違いが難しいくらいの狭さです。ガイドさんから慎重を期しカメラを仕舞うように言われたので、写真はありません。

 小屋の近くになっていくと、路肩に残雪がありました。ところが驚くことに普通の軽装でショルダーバッグを肩に掛け、ビジネスシューズを履いて下りてきた日本人男性に遭遇!正直、唖然としました。

ヘルンリヒュッテ(ヘルンリ小屋)

 ヘルンリヒュッテ(ヘルンリ小屋)に到着。寒くて慌てていろいろ着込んでから記念撮影。テラスには明日の早朝に山頂を登攀するクライマーたちがくつろいでいました。従業員の子供で4歳くらいの男の子がテラスを歩き回っていて、崖の縁まで行くのでヒヤヒヤしてしまいます。でもお母さんは全然気にしていませんでした。このテラスで見た夕景の美しさは一生忘れられません。

 ヘルンリ小屋は1階は食堂と小屋の人たちの居住部分で、2階に宿泊者用の部屋が幾つかあります。2段になっていて雑魚寝する、日本の山小屋と同じ形式。毛布がありますが、かなり寒くてありったけの上着を着込んで寝ました。夕食のメニューはカレー風味のスープ、肉料理、パン、チョコレートムースのデザートでした。疲れていたので次の料理が運ばれてくる間、ウトウトしてしまいました。トイレは簡易水洗ですが水量は極めて少ないので、タンクに溜めてヘリコプターで下ろしているようです。

次ページ「最終日」へ続く