氷河急行の旅 (1)

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3日目 1月20日 / くもり

レーティッシュ鉄道サンモリッツ駅
レーティッシュ鉄道サンモリッツ駅

 この日は次の宿泊地リーダーアルプへの移動日である。サンモリッツ駅から「氷河急行(Glacier Express)」でメレルという駅まで、およそ6時間の鉄道の旅になる。サンモリッツからトゥージスまではレーティッシュ鉄道アルブラ線の世界遺産登録区間になっている。

 天気予報では晴れるはずだが、サンモリッツの空は雲が多かった。移動すれば良くなるかもしれないと期待しよう。

 氷河急行に乗車した経路のマップです。右端の拡大アイコンで別画面での大きな地図が開きます。

氷河急行 / Glacier Express

 氷河急行は1997年夏にも乗ったが、ブリーク駅からツェルマット駅までの短い区間だった(現在は短区間利用はできないそうだ)。前回同様2等車だが現在は2等車もパノラマカーになっている。

氷河急行 / Glacier Express
氷河急行(途中停車駅で撮影)
氷河急行 / Glacier Express
氷河急行(途中停車駅で撮影)
2等車もパノラマカー / Glacier Express
2等車もパノラマカー
座席は全てボックスタイプ / Glacier Express
座席は全てボックスタイプ

 ボックス席のテーブルは折りたたみ部分を広げられる。ランチを予約した乗客にはランチタイムにテーブルセッティングされて、厨房車から料理が運ばれてくる。かつてあった食堂車は廃止され、代わりにパノラマバーという車両がある。

 氷河急行は全車両全席完全予約制で、予約済みのシートは予約席の窓の上のシート番号が赤く点灯されているので一目瞭然。そして各座席に航空機と同じようにイヤホンジャックが備え付けてあり、氷河急行の沿線ガイドと音楽を聴くことができる。ガイドはチャンネル切り替えで6ヶ国語対応、日本語のチャンネルもある。日本のJRでも取り入れてほしいサービスである。

氷河急行の車窓風景

サンモリッツ発車直後 / 氷河急行の車窓風景
サンモリッツ発車直後
サメーダン(Samedan)付近かも / 氷河急行の車窓風景
サメーダン(Samedan)付近かも

 標高1775mのサンモリッツを発車して、電車は下りながら進む。発車して始めのうちは青空が見えたが、それもつかの間、どんどん曇ってしまった。晴れていて外が明るければ良いのだが、外が暗いため窓ガラスに車内照明が映り込んでしまい、車窓風景の写真撮影には向かなかった。氷河急行はエアコン装備なので、窓の開閉はできないのだ。

 氷河急行の沿線ガイドには「プレダ(Preda)からベルギューン(Bergün)までの区間はアルブラ線で最もアトラクション的な区間。6つの高架橋、3つのループトンネル、2つのハーフループトンネルで400mの高度差を登り降りする」とある。しかし乗車中はほとんど“アトラクション”を目視できないのが残念だ。イヤホンでの沿線ガイドを聴き逃すと「ライン川とドナウ川の分水嶺でもある、アルブラ峠を越える長さ5866 mのアルブラトンネル」さえも気がつかない有様(笑)

プレダ・ベルギューン区間のソリ滑走コース / 氷河急行の車窓風景
プレダ・ベルギューン区間のソリ滑走コース
プレダ → ベルギューン / 氷河急行の車窓風景
プレダ → ベルギューン
Filisur(フィリズール)の手前 / 氷河急行の車窓風景
Filisur(フィリズール)の手前

 プレダ駅からベルギューン駅の区間では冬季には線路沿いにソリ滑走コースが設けられ、ソリで滑り降りることができる。天気が良くないからか、滑っている人は見かけなかった。

ランドヴァッサー橋 / Landwasserviadukt
ランドヴァッサー橋を走行中 / 氷河急行の車窓風景
ランドヴァッサー橋を走行中
ランドヴァッサー橋 / 氷河急行の車窓風景
ランドヴァッサー橋

 Filisur(フィリズール)駅を過ぎてしばらくすると、アルブラ線のハイライト・ポイントである「ランドヴァッサー橋」を走行する。ツアーリーダーからあらかじめタイミングを教えてもらったので、たまたま全席空席だった隣の車両に移って撮影体勢に入った(笑)

 ランドヴァッサー橋(Landwasserviadukt)は高さ65mの5本の石造りの柱を持つ高架橋で、半径100mのカーブを描き長さ142mある。カーブがきついことが幸いしてなんとか写真撮影はしたが、窓が開けられないから限界がある。ガラス窓への映り込みもひどい。あとで数枚撮った写真を確認したら、電車は1分足らずで走り抜けていた。

 ランドヴァッサー橋を撮影し終わったときカーブでの揺れで踏ん張りきれず、左膝脇に痛みが走った。筋をひねってしまったらしい。自分の座席に戻るときには痛みは消えていたが、実はこれは後々まで引きずることになる…。


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