1日目 1月18日 / サンモリッツへ

 出発の日の未明東京に雪が積もり、我が家の辺りでは明け方に雨に変わった。成田空港での集合時間が朝なので初めから早朝に家を出るつもりでいたが、電車の遅れを案じてさらに早めに家を出た。道はシャーベット状態に溶けた雪の水溜まり、おまけに吹き降りの雨。靴もズボンの裾も濡れて冷たい。登山靴でスパッツをして歩きたいような荒天のなか駅へ向かった。スーツケースは空港への宅配便を利用したので、このサービスの有難さを痛感した。

都心降雪の影響で出発便に遅れ
都心降雪の影響で出発便に遅れ

 成田空港で他のツアー参加者やツアーリーダーさんと集合。参加者の中には積雪が多かった所から来ている人もいて、スーツケースが転がらない雪道にかなり苦労したそうだ。自己紹介もまだしていない出発前なのに、ツアーグループは成田空港までのアクセスの苦労話で盛り上がり、早くも打ち解けた(笑)

 成田空港にはまったく積雪はなかったが、搭載品搬入の遅れで搭乗開始時間が変更になり、結局離陸したのは予定時間より2時間近く遅い12時55分。ダボス会議があるためか、ビジネスクラスが満席の模様。

 チューリッヒに到着したのは、現地時間で17時過ぎ。専用車で約4時間かけてサンモリッツへ向かった。スイスの冬は日暮れが早く、既に車窓風景は楽しめなかった。途中ドライブ・インのようなショッピングモールに寄りトイレ休憩。化粧室前の回転式ゲートに1スイスフランコインを投入するとゲートが開く仕組みの有料トイレなので、コインへの両替を兼ねてモール内のスーパーCOOPでミネラルウォーターを購入。

 車はだんだんと標高を上げて走行するようになった。雪を抱く高い山が夜空に白く浮かび上がる。少しヒヤヒヤする峠越えを経て、夜9時に街路がイルミネーションに彩られたサンモリッツの街に着いた。


ベルニナ山群展望スノーハイキング (1)

写真のキャプションにアイコン がある場合は、画像をクリックすると拡大表示します。拡大画像の画面は、パソコンの場合は画像下のバーの < > で、モバイル端末ではスワイプで画像を順番に見ることができます。

2日目 1月19日 / くもり

 スイスでの初めての朝は、雲の切れ間に少し青空が覗いてはいるが、おおむね曇っていた。ツアーリーダーさんが調べたインターネットの天気予報によると、スイスアルプスでは前週まで大雪で、週明けから快方に向かっているとのこと。ホテルから出ると、気温はマイナス1~2度だった。

 路線バスで「ムオッタス・ムラーユ展望台」へのケーブルカー駅プント・ムラーユへ行き、ケーブルカーに乗車して「ムオッタス・ムラーユ展望台」へ。途中のものすごい急勾配に驚いた。

「ムオッタス・ムラーユ展望台」へのケーブルカー駅
ケーブルカー駅 / プント・ムラーユ
ケーブルカーで「ムオッタス・ムラーユ展望台」へ
ケーブルカーで「ムオッタス・ムラーユ展望台」へ
かわいらしいケーブルカー
かわいらしいケーブルカー
ムオッタス・ムラーユ展望台駅
ムオッタス・ムラーユ展望台駅

Muottas Muragl / ムオッタス・ムラーユ展望台からの展望

ムオッタス・ムラーユ展望台からエンガディンの谷 / Muottas Muragl
ムオッタス・ムラーユ展望台からエンガディンの谷
ムオッタス・ムラーユ展望台から望むベルニナ・アルプス / Muottas Muragl
ムオッタス・ムラーユ展望台から望むベルニナ・アルプス

 ムオッタス・ムラーユ展望台は標高2456mにあり、眼下にはサンモリッツ湖畔に広がるサンモリッツの町並みと、奥に延びるエンガディンの谷、谷間に流れるイン川上流に散りばめられたサンモリッツ湖、チャンプフェール湖、シルヴァプラーナ湖、一番奥のシルス湖が一望できる。曇り空ながらも谷奥まで遠望できた。湖は凍結していたので、正直なところ夏の景色の方が美しいかなという感じではある。

 エンガディンの谷の左手に目を移すとロゼック谷が見える。ロゼック谷方面は雲が垂れ込めていたが、なんとか谷の奥にお目当てのベルニナ山群「ベルニナ・アルプス」を見ることができた。左端が最高峰のピッツ・ベルニナ(4049m)である。

「しずく」と名付けられた前衛オブジェ / Muottas Muragl
「しずく」と名付けられた前衛オブジェ

 このムオッタス・ムラーユからの風景はアルプスを描いた画家セガンティーニが愛し、この展望台を出発点としてセガンティーニゆかりの山小屋を経由するハイキングコースもある。

 で、ベルニナ・アルプスを望む場所に風変わりなオブジェがあって首をひねっていたが、帰国して調べたら「しずく」と名付けられた前衛アーティストの作品だそうだ。


拍手ボタンを押してくださると管理人の励みになります。

web拍手 by FC2