フェニス城とグラン・サン・ベルナルド峠観光 (1)

7月12日

 モンテ・チェルヴィーノの展望を満喫した2日間のチェルヴィニア滞在を終え、グラン・パラディーソ国立公園の拠点コーニェ(or コーニュ)へと移動する。

 いやいや、重要なモンテ・チェルヴィーノ展望ポイントを押さえなければ、モンテ・チェルヴィーノの展望を満喫したとは言えない。チェルヴィニアに到着した日に寄ってみたが、完全な“逆さチェルヴィーノ”は見られなかったラーゴ・ブルーである。

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ラーゴ・ブルー / Lago Blu (Lac Bleu)

 願いが叶い文句を付けようがない快晴になった。午前9時のラーゴ・ブルーの湖面は静まりかえり、モンテ・チェルヴィーノの姿を完璧に映していた。ブルー湖という名前だが、湖といえるほど大きくない。しかも湖水はブルーではなくエメラルドグリーンである。底の様子も見えるくらい透き通っていて、常套句としてではなく、まさに宝石エメラルドそのものの色をしている。

ラーゴ・ブルー / Lago Blu (Lac Bleu)
ラーゴ・ブルー / Lago Blu
ラーゴ・ブルー / Lago Blu (Lac Bleu)
ラーゴ・ブルー / Lago Blu
ラーゴ・ブルー / Lago Blu (Lac Bleu)
ラーゴ・ブルー / Lago Blu

 チェルヴィーノを眺める湖畔は草原の丘なので、登るとアングルが変わり景色が少し変化する。のしかかるような南西稜が良く見えるようになり、南西稜から山頂部分は美しいカーブを描く。手前の針葉樹とのバランスもパーフェクト。主役はモンテ・チェルヴィーノか、ラーゴ・ブルーか、逆さチェルヴィーノか…。周囲の草原も含めたすべてが揃っての“絵のような景色”だ。天気に恵まれた幸運に感謝である。

フェニス城 / Fenis Castle(Castello di Fenis)

 私たちの専用車は南下し、再び“魚の背骨”の幹線道路に出てから西へ、州都アオスタへ行く途中にあるフェニス城を訪れた。

フェニス城の入口 / Fenis Castle
フェニス城の入口

 入場券を買い求めてから集落の中を歩き城に向かう。城に着くと、ツーリストが手配した英語を話すイタリア人ガイドが待っていて、フェニス城内部を説明しながら案内してくれた。

フェニス城 / Fenis Castle
フェニス城
フェニス城外観 / Fenis Castle
フェニス城外観
フェニス城外観 / Fenis Castle
フェニス城外観

 フェニス城はヴァッレ・ダオスタ州の中でも最も有名な城で、13世紀に伝統貴族シャラン家によって建てられた。山城が多いヴァッレ・ダオスタの古城の中では、平地に建てられているのが珍しい。そのため外敵からの防衛が必須で、堅牢な造りで窓も小さく、攻めてきた敵を撃退するための工夫が凝らされている。

フェニス城内を見学 / Castello Savoia
フェニス城内を見学
フェニス城内を見学 / Fenis Castle
フェニス城内を見学

 城の内部にも入ることができて(内部は写真撮影禁止)、家族の居間や当主の寝室、ホールなどを見学。暖炉の煙を利用した造りなど、寒い地方の居城としての工夫が興味深かった。ホールの壁や中庭にあるフレスコ画は美しく見応えがあった。

塔の外壁にも魔除けの人面 / Fenis Castle
塔の外壁にも魔除けの人面

 城内部の梁などに仮面のような人面のレリーフがあり、それは城の外壁にも見受けられる。これは魔除けの意味があるとのこと。

※「塔の外壁にも魔除けの人面」の拡大写真は、点線円内の人面のレリーフを望遠レンズで撮影した写真になります。

ダオスタ州伝統工芸館MAV
ダオスタ州伝統工芸館MAV
ミシュラン掲載のレストランでランチ
ミシュラン掲載のレストランでランチ
ミシュランシールあり
ミシュランシールあり

 フェニス城を見学後、近くにあるヴァッレ・ダオスタ州伝統工芸館 MAV を観覧。グロッラと呼ばれる木製の酒器などの生活に使われていた昔の木工品と、現代の工芸品が展示されていた。町をぐるっと歩いてフェニス城の下に戻り、傍のレストランに入った。入口にミシュランシールが貼ってあったので、ミシュランガイド掲載店のようだ。

車窓風景
車窓風景

 スイスとの国境に接するチェルビニアからヴァッレ・ダオスタ全体のほぼ中央寄りに位置するフェニス城へ、そして州都アオスタから北上して再びスイスとの国境上にあるグラン・サン・ベルナルド峠へ。その後は今度は南下してグラン・パラディーソ国立公園・コーニェへと、この日の移動距離は結構長い。しかし天気が良く車窓風景は美しく、ドライブも飽きない。


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